ゴールドシップの本音。

９月　某日　栗東トレセンにて

インタビュアー（以下：イ）「今日は、来年、海外遠征を噂されている、ゴールドシップさんにお越し頂きました。　おはようございます。」
ゴールドシップ（以下：ゴ）「あぁ、おはようさん。」
イ「今朝も良い調教ができたみたいですね。」
ゴ「はん？そりゃ嫌味か？俺が稽古動けへんの知っとるやろ。」
イ「え、いや、その割には、良い動きだったと・・・」
ゴ「その割にはって、それもどうかと思うで。　まぁエエわ。それで何の取材？」
イ「いよいよ凱旋門賞が近づいてきましたが、国内残留組の最強馬ゴールドシップさんから、日本代表の２頭にエールを送って頂こうと思いまして。」
ゴ「・・・残留組最強ってか、ま、まぁしゃあない、やっぱオルフェの兄貴には俺も一目置いとるからな・・・はい、同じ黄金配合としても、鼻が高いですね、是非、凱旋門賞馬になって、帰国して、欲し・・・」
イ「え？シップさん、どうされました？」
ゴ「アホか！オルフェの兄貴は確かに強いけど、まだ勝負が決まった訳やない。エエか、オルフェの兄貴に伝えとけ！フランスから帰ったら、俺とタイマンや！誰がいっちゃん強いか、はっきりさせたる！安心して引退させたるからのぉ、・・・それまで、絶対に負けんとちゃうぞ！」
イ「あ、有難うございました、」
ゴ「おう、それとな、俺は日本馬初のキングジョージ制覇したるからな、凱旋門賞は遠慮なく勝ってもらってエエで！」
イ「どうも、有難うご」
ゴ「あとな、タイマンの時に、あそこが痛いとか、ここがどうとか、言われても手加減出来ひんからな、怪我なんかせんと帰って来いよ！　それと・・・」
イ「ど、どうも、有難うございました。　最後にキズナさんへも一言お願いします。」
ゴ「は？　キズナ？　あぁ、まぁ頑張って欲しいですね。」
イ「興味なしかい！」