謎の占い師。

某日　栗東トレセンにて

ひとり、力無くトボトボと歩くゴールドシップの姿が・・・

ゴールドシップ（以下：ゴ）「何や？何かがおかしい・・・それが何か、そこが問題や・・・」
謎の占い師（以下：占）「これこれ、そこの白いの。」
ゴ「へっ、オレの事か？」
占「おぬし、悩んでおるじゃろう。」
ゴ「えっ！どうしてそれを？」
占「まぁ、そこに座りなされ。そうじゃなぁ・・・どうやら、仕事の悩みじゃな。」
ゴ「す、凄い！そ、そこまで。そうなんです、実は・・・」
占「いやっ！何も言うな。言わずとも顔に書いておるわ。ふむふむ、頑張ってはいるが結果が思わしくない、それで調教師やジョッキーとの信頼関係もしっくり行かなくなってきた、ってところかな。」
ゴ「そ、そうです。」
占「そして、間もなく人生を左右する様な、出会いと対決、そして別れがやってくると出ておる。」
ゴ「オルフェの兄貴のことや・・・で、その結果は？」
占「うむ、ワシには見える、見えておる。しかし、結果を教える事は、競馬法で禁じられておるでな。ただし、これだけは言える、このままでは、おぬしは勝てん！」
ゴ「うっ！や、やはり・・・では、どうすれば？」
占「そうじゃな、邪念を取り去る事じゃ。欲も不安も無くして、ただレースに集中する事じゃ！そのためには、とにかく鍛える事、心が清められるまで身も心も鍛えぬくのじゃ！」
ゴ「心が清められるまで・・・」
占「そこでじゃ、そんなおぬしにお勧めのアイテムがあっての、コレじゃ、『凱旋門賞馬養成・・・」
リヤンドファミユ「こらー！」

あっと言う間に謎の占い師を連れ去るファミユ

ゴ「な、何やねんいったい・・・？でも、そうかも知れん。あれこれ悩んでるより、鍛えるしかないんや。心が清められるまで。」

謎の占い師の助言に、復活への手掛かりを見つけたゴールドシップ。そして、ついに明かされる事がなかった謎の占い師の正体、彼はいったい誰だったのだろうか？

えっ？ばれてる？