三者面談。

ＪＲＡには、所謂「競馬学校」とは別に、競走馬のための「競走馬学校」なるものがあるという。今日は、その「競走馬学校」で三者面談が行われている。

２年Ａ組　須貝学級
須貝先生（以下：須）「次の方、どうぞ！」
トレジャーマップ（以下：マ）「失礼します。」
須「おう、マップか。父兄は、あぁ、お兄さん。」
ゴールドシップ（以下：ゴ）「先生、宜しくお願いしますm(__)m」
須「早速やけどマップ、これ、見てくれるか、今学期の試験結果や。実力、中間、期末と順位が落ちとる。着差も広がってるし、どうにもヤル気が感じられんのやけど、どうなんや？」
マ「どうって言われても・・・」
須「お兄さん、家での様子はどんな感じですか？」
ゴ「家では壁を駆け上がったり、自主練はちゃんとしてるみたいなんですけど・・・」
須「そうですか。まぁ、彼は入学当初から、２回もゲート試験で赤点取ったりと、決してデキが良いとは言えなかったんですけどね、授業態度は悪くないですし、僕は期待してるんですが。」
ゴ「ボクに似て、気ムラなとこがあるもんで(^^;)　やれば出来る子だと思うんですよね。」
マ「そうそう、ヤル気が出ないだけで。」
須「アホ！もうすぐ３年生やで、ホンマ、しっかりしてくれんな、進学どころか、卒業もでけんぞ！」
マ「すんません（汗）」

そのころ、隣の教室では・・・

２年Ｂ組　二ノ宮学級
二ノ宮先生（以下：二）「次の方、どうぞ！」
ナカヤマジョーイ（以下：ジョ）「やぁ、先生。調子はどうだい？」
二「だから、タメ口（怒）」
ジョ「すまないね、これは口癖だから、気にしないでくれたまえ。」
二「はぁ〜(T_T)　で、父兄は？」
ナカヤマナイト（以下：ナ）「あっ、先生。義理の兄という事で、自分が。」
二「では、早速、お義兄さん。成績の方なんですが・・・まぁ、まだまだ物足りないですけど、それなりに頑張ってはいると思います。」
ジョ「もちろんさ、カッコ悪いところは見せられないからね。」
二「ただ、問題はここ！二戦続けての出遅れ( ｀―´)ノ　こりゃ、どういう事だ？」
ジョ「先生、すまないけど、出遅れではなく、ＥＳＰと呼んでくれたまえ。」
ナ「やかましいわい！ホントは、ゲートの中で牝馬でも口説いてたんだろ。」
ジョ「口説くだなんて、ちょっとおしゃべりしてただけさ^^」
二「あー、頭痛なってきた・・・」
ナ「すみません（汗）」
二「まぁ、そういう事であれば、次は牝馬の少なそうなレースを選びます。あと、本人が、あくまでも出遅れをＥＳＰと言うのであれば、鞍上の変更も考えておきます。では、お兄さん、ご苦労様でした。」
ジョ・ナ「有難うございましたm(__)m」

二「次の方、どうぞ！」
サウスパシフィック「失礼します。」
二「さぁ、座って。で、父兄の方は？」
ナ「すんません、これも弟で・・・（汗）」
二「ありゃりゃ・・・お兄さんも、苦労が絶えませんなぁ(^^;)」

シップとナイト、この２頭の不振の原因は弟にありそうです(^^;)
兄貴を安心させるためにも、頑張れ弟達(^O^)／