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2015/04/30 16:52
天皇賞(春)について思うこと(その2)
スーパークリークの父、ノーアテンションはヨーロッパの長距離重賞馬。メジロマックイーンの父、メジロティターンは天皇賞馬。ライスシャワーの父、リアルシャダイは日本で多くのステイヤーを輩出した種牡馬でした。ですが、ヒシミラクルの父は現役時代マイルCSを圧勝したサッカーボーイ。過去の「強いステイヤー」は、その父もステイヤーだったのに対して、ヒシミラクルの父はマイラー。そこに当時の僕はかなりの違和感を感じました。
しかし、サッカーボーイの代表産駒を挙げていくと、ヒシミラクル、ナリタトップロード、アイポッパー・・・。母の父としてもマイネルキッツを送り出しています。なんと、先に名前の出たリアルシャダイ並みに多くのステイヤーを輩出しています。
現役時代のサッカーボーイを僕は知らないため、当時のサッカーボーイについて調べてみました。すると、社台ファームの関係者が「こんな馬は見たことがない」と語るほどの激しい気性の持ち主であることがわかりました。
「サッカーボーイはポテンシャル的にはステイヤーの資質を持っていたが、その激しすぎる気性がゆえに活躍の場がマイルになってしまったのではないか。」
自分の中にそのような結論が出てから10年の月日が経ち、あまりそのことについて考えていなくなっていたころに行われた2014年の天皇賞(春)、フェノーメノが史上3頭目の連覇を達成しました。
フェノーメノの父はステイゴールド。ステイゴールドファンの自分にはすぐにピンときました。ステイゴールドの叔父はサッカーボーイではありませんか・・・!
(最終回へつづく)