競輪
23件のひとこと日記があります。
2015/10/22 20:34
続ベーカバドという種牡馬
2か月前のひとこと日記で私は「走るベーカバド産駒を探すには、血統表を見て
Mill Reefの系列ぐるみクロスが主導となっているかどうかを確認さえすれば良い
と言い切っても誤りではない状況」と書き込みました。
この2ヶ月間で新たにMill Reef主導のベーカバド産駒が1頭中央でデビューしましたが、
惨敗しました。
地方では、新たにMill Reef主導の産駒は出走してきておらず、10月22日現在
Mill Reef主導のベーカバド産駒の成績は中央で3頭出走し2頭勝ち上がって、
地方では2頭出走し1頭の勝ち上がりなので、上記のように言い切れる状況では
なくなってきました。
ところが、この勝ち上がった3頭の中から先週プラタナス賞を勝ちデビューから2連勝した
エネスクと金沢で3勝し重賞勝ち馬となったグランスーリールが台頭してきました。
この2頭は母の母の父がミルジョージという点で共通しています。
ベーカバド初年度産駒で母の母の父がミルジョージという配合馬は他にはローレルクラブで
募集されながら頸椎狭窄による腰フラで募集中止となったサリール2013がいるだけです。
ベーカバドの母の母Behera（凱旋門賞2着の名牝）は父がMill Reefで母の母の父がRibot。
ミルジョージは父がMill Reefで母の父の父がRibotなのでBeheraとミルジョージは
8分の5同血です。単純にBehera≒ミルジョージの3×3はベーカバド産駒の場合有効という
ことになるわけですが、エネスクとグランスーリールは五十嵐理論上極めて優れた血統
構成をしており、とりわけエネスクはG1クラスの馬と見ています。
エネスクの母エルフィンの母ロジータはGrey Sovereignの系列ぐるみクロスが主導の馬。
エルフィンの父ダンシングブレーヴはNearcoの系列ぐるみクロスが主導。父ベーカバドは
前回のひとこと日記で述べたようにNever Bendの系列ぐるみ主導が明確な馬。このように
エネスクは欧州系の血が主体で、全体にNasrullah−Nearco−Pharosの血の流れがあります。
主導のMill Reef 4×4への集合力も素晴らしく、クロス馬は数世代以内で直接、間接に
Mill Reefにつながり、その上Mill Reef内の主要クロスも全開状態。
父ベーカバド内で生きていた欧州系のスタミナもエネスクはきっちりクロスとして
押さえて再現。
しかもAlcantara�兇�Perthを、Hurry OnはMarcovilをそれぞれ介してMill Reefに直結。
米系のMan o’WarとはRock Sandによって10代目で直結するのですが、Relicをクロスさせる
ことにより9代以内でBlack Toneyを介して間接的につながることに成功しています。
- ベーカバド
- Mill Reef
- エネスク
- グランスーリール
- ミルジョージ
- ローレル
- サリール
- Ribot
- Behera
- Grey Sovereign
- エルフィン
- Never Bend
- Hurry
- Relic
