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2012/05/27 10:49

歴史に名を刻め〜ヒストリカル応援雑記〜

(画像は新馬戦パドックでのヒストリカル

本日、新馬戦から応援させて頂いていたヒストリカル君がとうとうダービーの大舞台に立ちます。

思い起こせばデビュー前は、厩舎の評判も今一つで、馬体は痩せっぽち、稽古時計もろくに出ず、気性はお坊ちゃんっぽく気弱で遠慮しいと、血統以外は駄目な要素しか見当たらなかった当馬(失礼)。

それが新馬戦では周囲の期待を良い意味で裏切る衝撃の末脚。
あんなに酷い出遅れをしながら、真面目に競馬をしていたカロッサルをほぼ反則並みの末脚で捕えていました。
「天才」とはこういう馬をいうのだな、とつくづく実感したものです。

しかし続くエリカ賞では、まだ後脚の筋肉が発達していなかった事もあり、出遅れと遠慮しいな気性が響いて5着(1着はあのヴィルシーナ)。
この時も自分は競馬場でヒストリカルを応援していたのですが、その敗北に余りのショックを受けて阪神ジュベナイルフィリーズを観戦せずに帰宅してしまったのは良い思い出です(苦笑)

次の500万以下でも上がり最速ながらも前を捕え切れずの競馬が続いていましたが、転機が訪れたのが、重賞初挑戦のきさらぎ賞。
正直、この面子でどこまでやれるのか、期待よりも不安が大きかったのですが、なんとここではワールドエースを凌ぐ末脚を見せての2着。この時は本当に驚きました。
そして何よりこの時には、後脚の筋肉が発達した事により、決定的な欠点であった出遅れ癖、ダッシュ力が改善されていたのです。

そして続いては、キンカメなどの名馬を何頭も輩出している重賞、毎日杯。
この日は馬場が非常に重くなっており、切れ味勝負のヒストリカルには不利なのではないかと思っていました。
しかし、重馬場でもヒストリカルの末脚の切れ味は全く衰えず、あんなに絶望的な位置からまたまた反則並みの末脚を炸裂させ、衝撃の重賞初制覇。
また、彼の能力に驚かされた瞬間でした。




恥ずかしながら自分は、1頭の馬を新馬戦から絶え間なく応援し続けたのは、この馬が初めてでした。
大抵は途中、成績が悪くなった時に目を離してしまったり、あるいは勝った時にだけ注目してしまっていたりしました。


しかし一戦ごとに確実に成長し、欠点を改善していくヒストリカルには、目が離せない魅力・追いかけ続けたくなる魅力があったのです。


そしてとうとう今日はダービーの大舞台。
あの痩せっぽちだった馬がこんなに立派になって、しかもクラシック戦線に乗ってくるなんて…。
もはや堂々たるダービーの有力候補の一頭です。


母系の凄まじい成長力と父の爆発力が見事に融合したヒストリカル
彼の豪脚がこの大舞台で炸裂する瞬間を待っています。


そして、結果がどうであれ、ここまで今年の競馬を楽しませてくれたヒストリカルに「ありがとう」と言いたいものです。

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