アヴェンチュラの引退

恥ずかしながら、自分は競馬を初めて３年も経たないヒヨッコ、新参者のファンであります。

そんな自分にとって現４歳世代の牝馬達は、自分を競馬の魅力に引き込んでくれた恩人達でした。

デイリー杯で牡馬を一蹴し、競馬に性別など関係無い事を体現し、伝説の始まりを夢見させてくれたレーヴディソール。
復帰戦で快勝を重ね、実力とその類稀な勝負根性で「諦めない事」の重要性を体現してくれたアヴェンチュラ。
クラシックでは苦杯を舐めながらも無事是名馬を地で行き、ついにはヴィクトリアマイルで初G1制覇を成し遂げたホエールキャプチャ。

この３頭は自分にとって特別の存在です。

自分は、まさに、過去最強世代のアグネスタキオン、ジャングルポケット、クロフネの再現を運よくも見る事が出来たのです。


彼女達は自分の憧れでした。
自分は丁度、彼女たちの活躍期に就職したばかりで、女性が第一線で活躍する上での「壁」を初めて感じた時期。
その時期に彼女たちの活躍に、自分はどれだけ勇気づけられた事か。

自分にとっては、彼女たちはある意味「同期の仲間」なんです。

そういった意味でもアヴェンチュラの事は非常に残念で寂しい思いで一杯だけれども、彼女の今後を心の底から応援したい。

自分は、そう思います。