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2012/10/21 21:21
2012年10月21日 京都競馬場にて(菊花賞編)
クラシック最後の一冠、菊花賞。
個人的な大本命は、母が重賞馬のステゴ産駒という事で、新馬戦から応援していてフェデラルホールでした。
しかし、実際のパドックで良く見えたのは、やはり皐月賞馬のゴールドシップ。
怖いくらいに落ち着き払っており、何とも言えない風格が漂っていました。
「この銭形の芦毛の馬体。この腰付き。お前は、メジロマックイーンじゃないか。」
自分の隣でパドックを眺めていた初老の男性が、まるで感動に打ち震えたかのように、こう呟いていました。
きっとこの方は、ゴールドシップの姿に、何十年も前に自分が魅せられたあの馬の面影を見ていたのだろうと思います。
競馬がブラッドスポーツである事を実感した瞬間でした。
一方、個人的な本命であるフェデラルホールも、トモの筋肉などまだ緩い部分はあるものの、気合乗りも良好で、なかなか良いように見えました。
とはいえ実際のレースでは、初めはゴールドシップが何と最後方につけ、余りスムーズではない競馬をしているように見えたのですが、途中からぐんぐんと進出したかと思うと最後には他馬の追走を許さぬ圧巻の勝ち方。
本当に力のある馬にしかできない勝ち方だと思いました。
フェデラルホールも道中は中団辺りで折り合って良い位置に付けていたのですが、最後の直線では、一線級には地力が及ばなかった印象ですね。
今後、もっと身体がしっかりしてくれば、楽しみな馬だと思います。