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2016/02/28 12:00

阪急杯

橋口弘次郎師、松田博資師、武田博師の3人が28日で長きに渡った調教師生活に別れを告げる。それぞれ991、800、414勝(※27日時点)と大きな数字を並べた。著名な管理馬も多く誰しもが思い入れを抱えているはずだ。

個人的には橋口弘次郎調教師といえばやはり時代的にもハーツクライだ。競馬初心者でも橋口調教師のダービーに賭ける熱意が感じられた。本命をうったジャパンC2着後の有馬記念でディープインパクトを破ったのには驚きより唖然放心。俗に言う“掌返し”を学んだ瞬間だった。型に嵌めない柔軟性を快く受け入れる人柄と人情が忘れられない。そのハーツクライの仔ワンアンドオンリーで日本ダービーを制覇したのだから格別だっただろう。

松田博資調教師もたくさんの活躍馬を管理していて、04年あたりだとアドマイヤドンタイムパラドックスのイメージが強い。レーヴディソールを筆頭としたレーヴ一族やハープスターはPOGで大変お世話になった。ただ最も印象深いのは06年のクラシックを戦ったアドマイヤムーン。ひたすらタイミングの悪かった馬なのだがどうにも憎めない不思議な魅力を備えていた。風貌的にも名伯楽という呼び名が相応しかった。

武田博調教師はメイショウとのコンビでの渋さが目立つまさにいぶし銀的存在だった。ダートでグイグイ追い込んでくるメイショウトウコン、ガンガン逃げるメイショウナルトなど、どことなく和風テイストなのが良かったが、一番は未完で終わったアントニオバローズ。父である武田文吾調教師が管理したシンザンの名を冠したシンザン記念を制したのは感動的な話だ。

引退週といえば劇的なドラマがいくつも生まれてきた。例にもれず松田博資調教師が土曜に区切りの800勝を達成し、武田博調教師も伏兵が勝利し華を添えている。こうなると俄然注目は橋口調教師。とりわけメインの阪急杯は小牧太ミッキーラブソングで挑む。小牧が初めてJRA重賞を勝ったのが橋口厩舎のローズバドで阪神1400m(FR)運命的としか言いようがない。空気が読めない外人その1、その2はいない。しかも人気を二分するのがミッキーアイルだからいかようにもなる。さあお膳立ては整った。

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