大阪杯調教査定

今年度から査定評価を“Ｇ”表記→“アルファベット”表記に変更してお送りします。六段階査定でＳＳ(100Ｇ)Ｓ(90Ｇ)ＡＡ(80Ｇ)Ａ(70＋Ｇ)Ｂ(70Ｇ)Ｃ(60Ｇ)となります。

【大阪杯ベスト３】
?マカヒキ 中６週７本 《ＡＡ》
→国内では１週前ＣＷ、最終追い切り坂路がパターン。京都記念は計９本で乗り込み本数自体は足りていたが当週の時計など見ても余裕のある造り方。この中間は２週前に[51.4-37.6-24.3-11.9 一杯]を記録しているのが光る。最終追い切りは馬也で4F51.6が楽々出たし、ダービーくらいの状態にはありそう。

?ミッキーロケット 中６週７本(しがらき)《ＡＡ》
→短期放牧明けでもこの本数を消化できるのは体調のいい証拠。相変わらず坂路オンリーだが１週前[11.9-12.3]最終追い切り[12.0-12.1]と末脚の安定感は抜群。１週前はアンビシャスと併せて悠々と先着したように音無軍団では勢い一番。2000mを戦うならばこの調教内容で問題なし。良馬場が希望。

?ステファノス 中２週２本《Ａ》
→金鯱賞(６着)も藤原英厩舎にしては仕上げていたが結果は伴わず。前哨戦から中２週でＧ?のパターンは15年天皇賞(秋)16年宝塚記念16年天皇賞(秋)の3回で[0-1-1-1]今回のように１週前にしっかり負荷を掛けたのは２着に好走した15年天皇賞(秋)と一緒。最終追い切りの動きもキレッキレッで好勝負必至。

【大阪杯注目馬】
?キタサンブラック 中１３週６本(宇治田原)《Ｂ》
→17年の始動戦となるこの中間はＣＷでじっくり息を作り、一部報道の通り坂路３本乗りを消化するなど順調。ただ同じローテで臨んだ昨年が中間７本で２週前｢一杯｣１週前｢強め｣最終追い切り｢馬也｣今年は本数が少なく最終追い切りでようやく｢仕掛｣G?の京都大賞典でも強め以上は２本あっただけにやや心配な材料で先を見据えた仕上げなのは確か。

?サトノクラウン 中６週７本《Ｂ》
→京都記念(１着)は海外帰りとしては、しっかり仕上げていた部類。この中間は在厩で併用調教。一度使った上に本数はこなしているので息持ちや体力面に不安はないが、１週前の6F84.3は前走時よりも遅く相手関係を考えればもっとピリッとして欲しいというのが本音。

?ヤマカツエース 中２週２本《Ａ》
→３歳時から稽古駆けする馬だったが最近は更に動くようになり6F80秒台では驚けなくなった。金鯱賞は動けて当然の調教内容。[6F80.5-4F51.1-1F11.5]の追い切りは前走Ｖの流れをそのまま持ち込んだようで絶品。コース相性は悪いが軽視は禁物。

?モンドインテロ 中１０週６本(天栄)《Ａ》
→天栄の申し子でキャリア14戦で掲示板を外したのは在厩の1回。今回は１週前に珍しく6F66.2という速い時計を出し、当週は３頭併せで僚馬を1秒7追走から併入に持ち込むなど数字以上に中身の濃い内容。上がりが掛かる展開になるようなら見せ場も。

?アンビシャス 中４週６本《Ａ》
→中山記念(４着)は案の定一本足りない分だけ差し脚が鈍った。昨年優勝時と同じローテで今年は一本多い。ただ１週前にミッキーロケットに遅れたのは仕方なしとしても、当週に良馬場でラスト12.5-12.8はアンビシャスとしては首を捻りたくなる。良化途上の印象を受ける。

【大阪杯ワースト】※どうしても買いたいなら３着でどうぞ(￣^￣)
?サクラアンプルール
→本数標準少なめ

【予想】
スプリングＳ(ウインブライト)高松宮記念(セイウンコウセイ)と連続して“ワーストコーナー”から優勝馬がでたのは誠に遺憾である。おまけに最大級の評価を捧げたシュウジが惨敗するのだから相当堪えた。信頼を取り戻すべく邁進したいところ。

Ｇ?元年の大阪杯は新旧の顔ぶれが揃った楽しみなメンバー構成。ただＧ?時代の名残りかベストな状態に仕上げている馬は少なく最高で《ＡＡ》が2頭。

妙味は◎ステファノス。調教査定で解説したように過去のＧ?好走は前哨戦を叩いた２戦目。得意とする距離である大阪杯が昇格したことで陣営の狙いが香港から地元に向くのは必然で“リキ”の入れ方も調教の仕方を見れば伝わる。土曜の阪神芝はディープインパクト産駒が３勝２着３回と爆発していたように瞬発力がフルに活きる馬場だ。

◎ステファノス
○マカヒキ
▲ヤマカツエース
☆ミッキーロケット
△キタサンブラック
△アンビシャス
▽マルターズアポジー
▽モンドインテロ

馬連◎?△まで流し
３連複フォーメーション
◎?○▲☆△?○▲☆△▽

【予想成績】
的中：4/14
回収：9300/25000
回収率：37％