マイラーズＣ

あくまで安田記念の前哨戦という有力馬の仕上げが甘くシルポートが２番人気になっている事が
このレースの質というかランクを物語っている。マイル重賞２勝のシルポートは確かに弱くはない
開幕週＋得意の道悪＋10年ファイナルＳ以来の56kg＋他馬の勝負気配の薄さで買い材料オンリー
ただオープン昇級後８連対での平均人気は「4.6」あくまで挑戦者の立場でこその逃げ馬である点に留意
リアルインパクトは中山記念３着を叩いて順当に良化してきた様子だが58Kgで外枠は怪しい
エイシンアポロンはドバイ遠征を目指していた途中で一頓挫あっての再調整だから中身が心配
グランプリボスは一週前の動きが重く本調子にないし良血トーセンレーヴも現状実力が追い付かない

どこから狙っても安心が得られないのなら一か八か評価失墜のリーチザクラウンから入ってみたい
鞍上武豊でダービー候補と騒がれた３年前が嘘のような近走の大不振ぶりで燃えさかる炎ではないが
まだ種火くらいは燻ぶっている。火起こしを思い浮かべてもらえば分かるが完全に消えなければ
再点火する事は可能、つまりまだ終わっていない。穴を狙う上では種火さえあれば十分だ
そもそもの元凶は喉鳴りだ。アイルランドＴの前半5F58.2の大暴走も苦しがって走っていた
手術は無事終わった。成功だったかは今後次第だ。休み明けのダービー卿ＣＴ(１１着)は
不利な外枠にトップハンデだったが０秒８差道中の抑えもきいてまずまずの内容だったとみたい
去年のマイラーズＣ(９着)も展開が向かなかっただけで上がり3F33.1、都大路Ｓ(１４着)は不利があった
その前の中山記念ではヴィクトワールピサの３着がありマイラーズＣは２年前に好位圧倒しているレース
馬の個性を殺す溜めて差す競馬を散々試した挙句ようやく諦め、馬の本能に任せる構え、奇跡の大復活に◎