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2012/04/22 15:29
フローラS
天候が心配されたが何とか良馬場でレースが出来そうな空模様。府中のターフは緑一色だ
◆ディープの切れ味優先
前走が道悪での勝利だったため本来の“らしさ”はベールに包まれたままだがフラゴリーネの素質は相当だ
その未勝利戦(重)は前半から先頭が何度も交代する落ち着かないレース展開だったが泰然自若の3番手
余力を残せた分、直線もしっかり伸びて後続の追撃を阻んだ。終わってみればフラゴリーネ以外の
先行勢は全滅しており本馬の力をより際立たせる結果となった。阪神の内回りから広い東京替わりは魅力大
根拠は外回りの1800mだった新馬戦。スタートで行き脚がつかず後方に置かれ道中も追っ付け通し
4角も手応えが悪く馬群に沈むと思われ実際に残り1Fまでは複勝すら圏外だったところから
一気に加速して3着を確保。いかにも目覚めの遅い中距離馬のデビューという印象を受けた
母ゴレラはサンドランガン賞(G2)など米仏で重賞を4勝したマイラーだったが近親のマリアジュダムールが
AR共和国杯の2着馬でスタミナの不安も少ない血統。折り合いも問題ないのでロスは最小限で済む
400Kg台前半と小柄な馬で輸送が鍵だったがマイナス2キロなら勝負になる。強烈な決め手で樫の切符を掴む
ラスヴェンチュラスも馬体重が減り続けているだけに心配だが今回まではぎりぎり走れるはず
この馬は既に東京2000mの未勝利を上がり33.7の末脚で勝ち上がっているように切れ味自慢
フラワーCは道悪に苦戦しながら最後方待機で直線追い込み0秒8差(9着)と能力の片鱗を窺わせる内容
ディープインパクト×Danzig系(デインヒル)×Lyphardのクロス[4×3]はBertolini(父Danzig)
×Lyphard[4×4]の桜花賞馬ジェンティルドンナに似た血統構成だけに前受けなら想像以上に強いはず
チャーチクワイアは東京で3戦2勝、いずれも33秒台の末脚を駆使している。唯一負けたのが
牡馬相手のベゴニア賞(9着)でこの時はマイナス20キロで勝った後の中1週で反動だったとも考えられる
フラワーCは明らかに道悪に嫌気が差したような大敗だから度外視。シンコウラブリイやハッピーパスの牝系で
キングストレイル(セントライト記念)の姪にあたる血統なら初距離でも十分計算ができる
アイスフォーリスはコスモオオゾラやアーデントら牡馬の重賞好走馬相手に善戦してきた馬で
ミモザ賞は4角先頭の貫禄勝ち。少しジリっぽさのある血統だがKey to the Mintがあるだけにオークスで見たい
不器用なタイプで中山では追い込んで不発を繰り返しているセコンドピアットも東京で見直したい1頭だ。