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2012/05/05 13:36
プリンシパルS
身体の出来上がっていない若駒に連闘を強いるのはリスクが大きく覚悟も必要だが
裏を返せば高い勝負気配の証で勝算の有無を推し量りやすい。一生に一度のクラシック、
まして最高峰の舞台に出走の望みを残すならば日本の競走体系からしても当然の選択だ
3冠馬ミスターシービーを育てた名門松山厩舎のハイクラウン(父キングカメハメハ)は
青葉賞を除外され合っているとは言い難いマイル戦に回って勝利し再び挑戦権を得た
この流れや運は大事にしていきたい。エンジンの掛かりが遅い馬で一瞬の脚には乏しく
中山より東京向きなのは戦績を見ても明らかで新馬戦は前半5F64.5のスロー(出遅れ)を
外から最速の上がりで余裕綽々に突き抜けたし先週にしてもマイペースの逃げを打った、
ダイワフェリスをG前でしっかり捕えた。中山でのぎこちなさや慌ただしさとは
別馬のように東京では落ち着いたレース運びができる。得意のコースで能力面でも
通用していい下地があるだけに当面の問題はゲートだ。東京唯一の敗戦が後手を踏んだ
セントポーリア賞(10着)前半5F63.5で上がり3F11.2-11.2-11.7を4角後方2番手から
上位争いに持ち込む方が奇跡的だが一発勝負で言い訳をしている場合ではない
ここ2戦はまともにスタートを切れるようになっているし後藤騎手の時も決めている
位置取りさえ間違いなければ終いは確実だけに背負った覚悟の分見返り倍増も夢ではない
東京スポーツ杯2歳S2着や毎日杯4着の実績は例年なら堂々1番人気級評価でも
良馬場での決め手比べに不安を抱かれているフジマサエンペラーも十分買える
父Sクリスエスだが母はクイーンC優勝やオークス2着と府中で躍動したチューニー
距離も大丈夫だろうし週中の大雨の影響でやや渋めの馬場も味方、積極策で道は開ける
断然の人気のスピルバーグは脚質ゆえに軸としての信頼度は高いが単としての魅力はない
毎日杯は道悪、折り合いを欠いて惨敗したエアソミュールも壁を作って進めれば面白い。