新潟大賞典

◎ダノンスパシーバはオープン昇級後の重賞で８、７、９着と煮え切らない競馬続きも
相手関係が弱化した福島民報杯では前半5F58.8のＨペースも手伝って後方から追い込み２着
ただ後半4Fは11.9-11.9-11.5-11.8で決して展開に恵まれた好走ではなかった点に留意したい
１着ヒットザターゲットの好位抜け出しも流れを考えれば強いが開幕週の経済コースを通ったもの
ダノンスパシーバは４角で大外を回して直線も馬場の真ん中を伸びての結果だからより上位に見る
重賞では３着すらないが初挑戦の鳴尾記念が不本意に先行するかたちで0秒5差でスマートギアには先着
小倉大賞典は馬体増が響いた格好だったが0秒3差(７着)中日新聞杯は前半5F62.6のスローで展開不向き
見直すだけの材料はある。左回りは【0-2-1-1】で３着を外したのは前述の中日新聞杯だけ
早い時計の決着、瞬発力勝負は歓迎。多少渋ってもフレンチデピュティ産駒で道悪実績もある
良血でデビューから常に５番人気以内の人気者が前走２着でも注目されておらず妙味たっぷりだ
パンパンの良馬場で切れ味を問われると厳しいが渋馬場ならオペラハウス産駒のメイショウウズシオ
ダービーの頃から古馬になればと思っていたがようやく本格化の兆しでこの血統は軌道にさえ乗れば
テイエムオペラオーやメイショウサムソンのように無双状態になる。勢いで重賞初制覇まで○
叩き３戦目で福島記念のデキが戻れば▲メイショウカンパク△スマートギアも安定の末脚がある
ダノンバラードも３連系では印を落とせないが３着５回は典型的な詰め甘で57Kgだと飛ぶ可能性もある
ヒットザターゲットの充実っぷりも侮れないが手前の関係で左回りだと競馬がしづらそうなのが気になる。