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2012/05/06 15:30
NHKマイルC
以前書いた仮想98年説が正しければカレンブラックヒルのエルコンドルパサーと同じ無敗の戴冠は十分
当時の2着は2戦2勝のシンコウエドワードでこれはマウントシャスタが当て嵌まりそうだ
現実にこの底を見せていない2頭が人気に推されていて全ては順調に進んでいるように思える
ただ過去10年キャリア3戦以下で3着以内に入った馬がいなければ年明けデビューの馬の3着以内も皆無
外国馬全盛の当時とはやはり事情が違う。それでもここまでの成績がその可能性を否定しないのが
カレンブラックヒルの強さだ。新馬→こぶし賞も強烈な内容だったが相手大幅強化となったNZTは
更に上をいった。前半3F34.0-4F45.6を抑えきれない感じで好位につけ直線一気に先頭に立ち突き離す
スピードと持続力は天性の力で最強マイラータイキシャトルを彷彿とさせる王者の戦法も習得した
ロスなく競馬を進められる3枠5番も良いし同型も不在で近年多い乱ペースも避けられそうだが
◎を打つには引っ掛かる点もある。あの中山の馬場で「1分33秒2」で走った事による疲れが抜け切らず
中間は坂路で一本しか時計を出していない。直前は絶好の動きを見せていたが鵜呑みにはできない
マウントシャスタはダート血統で阪神の重馬場が合っていた節もあり良馬場の決め手勝負は疑問が残る
14年前3着に入ったのは叩き上げの牝馬スギノキューティーだったがクロッカスS勝利や
前哨戦のNZT2着など歩んできた道に似たところのあるセイクレットレーヴに◎を託してみたい
NZTは久々のレースで少し後手を踏んだ感じだったが緩みのない流れをあえて道中で動き
早目に進路を確保し直線も捌いてブライトラインの追撃を抑えて2着。本来はクロッカスSのように
極限まで溜めて末脚を生かしたいタイプで自分の競馬をしたとは言い難かったから収穫は大きい
東京マイルで互角以上に戦える総合力を身に付けた。鞍上は無気力の代名詞とも言える横山典弘だが
田中清隆厩舎からはヴィクトリアマイルでもホエールキャプチャの手綱を任されている
騎手は切り替えの仕事とはいえ昨日の今日、今週の来週で不穏な空気は作りたくないはずだ
東京で溜めを利かせて末脚を引き出すのは十八番。調教も坂路で50秒を切って好調キープだ
一発あるならNZT3着のブライトライン(安藤勝己)先行した時のオリービンの粘り腰も警戒する
過去の傾向は波乱を示し天候も風雲急を告げるように大荒れになってきた府中決戦の結末はいかに?