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2012/06/10 13:20
エプソムC
春の東京開催最終週に組まれているエプソムCでは切れ味志向のSS系はお呼びでない
11年のダークシャドウは別格だったが一応スタミナ色の強いダンスインザダークが父
他のSS系もステイゴールド、マンハッタンカフェ。非SS系だとホワイトマズルや
グラスワンダーが強くフレンチデピュティは07年に上位を3頭で独占した実績を持つ
見事にディープインパクト産駒が人気。オーラスで穴党歓喜の結末が待っているかも…
東京巧者ヤマカツハクリュウの一発に◎をうった。デビュー後しばらく芝とダートの
両刀遣いだったが芝に専念し直線勝負のスタイルを確立してから一気に出世街道に乗った
昨秋の神奈川新聞杯は前が一方的に引っ張っての3F33.5のHペースという事もあったが
中団から上がり3F33.2の桁違いの脚を繰り出し先行勢をまとめて飲み込んだ姿は重賞級
次走の奥多摩Sでクラス停滞組を問題にしなかったのも頷ける優秀な時計と内容だった
重賞ではさすがに甘くないという現実を見せられたが内枠先行有利のマイラーズCを
外枠から追い込んで4着。ロスなく立ち回り2着となったダノンシャークとは0秒3差
安田記念で3着に好走したコスモセンサーとは0秒1差でトーセンレーヴ(8着)には
先着するなど力関係的にはG3クラスであれば足りる事を証明する横の並びだと思う
いつも後方に置かれるイメージがあったが京王杯SCは中団より前目につけて5着
成長を重ね不器用な差し一手から脱却しつつあるのかもしれない。1800mは2戦2敗
ただこれは3歳時の成績。ある程度の位置を奪い前半にゆったりと追走できる分だけ、
直線の伸びも更に増す余地を秘めている挑戦とみたい。父クロフネ×母ヤマカツリリー
元々パンパンの良馬場でもSS系に劣らない決め手を発揮していたが少し渋めの馬場は
血統通り絶好だろう。祖母リンデンリリーはエリザベス女王杯を制した馬で距離も持つ
調教がイマイチなのが気になるが全体時計はまとめているし実戦でこそ。芦毛躍動だ
東京では勝ち鞍がない○ダイワファルコンだが抜け出して遊ぶ癖が原因の一つだっただけに
最後まで楽な競馬にはならない重賞の流れや相手はプラスに働くはず。全6勝中4勝が
1800mの非根幹距離巧者でありコース実績豊富、実力もあるとくれば上位争いになる
▲ダノンスパシーバは極度の臆病で外に馬がいると気にするので広いコースが合う
後方に下げてから外を回す事になると無駄は大きいが重賞善戦の力はハマれば怖いだろう
ディープ産駒ではトーセンレーヴの方。どちらかというと持久力を生かす競馬が理想で
4角からエンジンを吹かして長くいい脚を使えるので東京向き。調教は素晴らしかった。