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2012/06/17 13:04

マーメイドS

このレースは消去法や減点式の予想を用いてしまうとあっさり全部消えてしまう
だから如何に各馬の長所を誇張的かつ“あばたもえくぼ”風に捉えていけるかが勝負だ
ハンデは実力差だ。ただゴール前では大接戦が想定されるシステムなのがハンデ戦の意義
それでもいざ実績馬が出走してくると軽ハンデ馬が勝ち負けする画は浮かびにくいものだ
ただ14頭中9頭が53Kg以下で内5頭は50Kg以下というハンデ付けが当然の如く毎年のように
繰り返されるマーメイドSは一般的な牡馬混合のハンデ戦とは違い特殊なレースである
実際にトーホウシャインのような馬もいる。ハンデ差が本気で実力差を埋めてしまうのだ
だからマーメイドSだけはハンデキャッパーの絶妙な予想(匙加減)に乗る手もアリだと思う

5歳クリスマスキャロルから狙ってみたい。昨夏は500万を勝つのが精一杯で1000万では
完全に実力不足だったが長い休養を挟んで今春復帰してから良血らしい進化を見せ始めた
まず休む前から20Kg以上のビルドアップに成功し体力増量、非力だったトモに筋力がついた
以前は平坦でさえ直線で苦しくなる場面があったが野島崎特別(2着)は成長を感じさせた
インで好位でじっくり構えて直線勝負になり一旦は完全に先頭。勝ち馬の決め手には屈したが
クラス常連であるソウルフルヴォイスクラックシードには先着し急坂を問題にしなかった
こうなればクラス突破も時間が解決する話で御室特別の勝利も必然の帰結だったと言える
まさに成長期で充実一途のタイミングで巡ってきた重賞挑戦が50Kgであれば期待も大きい
人気のグルヴェイグとは1000万勝ちがひとつ少ないだけで3Kg差ある。グルヴェイグに対しての
過大評価なのかクリスマスキャロルへの過小評価なのか判断はつかないが恩恵と言える理由は
同じ京都1800mで混合戦を1分45秒6(紫野特別)のグルヴェイグ、牝馬限定を1分44秒9(糺の森特別)
で走破したクリスマスキャロルでは時計比較で互角である事。この人気差は不当であり妙味がある
しかし鞍上は百戦錬磨のC.ウィリアムズと2年目で重賞初騎乗となる藤懸貴志だから
たしかに騎手の差が人気の差とも言えなくはない。というかまさに問題はそこに尽きる
しかしこの男、軽ハンデの中距離戦で案外結果を残しているだけにただの漬物石ではない
アグネスタキオン産駒は09年リトルアマポーラ(3着)や11年ブロードストリート(2着)がいて
父トニービンとの組み合わせは朝日杯CCを連覇したキャプテントゥーレや阪神重賞2勝の
レッドデイヴィスなどこの競馬場に強い。馬自身も稍重の坂路で4F52.6-3F38.2-12.6を記録し
頼もしい万全の仕上がり。今後劇的飛躍を遂げそうな聖夜の女神から季節外れのプレゼントだ

伏兵のセット馬券は注意したいところで糺の森特別クリスマスキャロルを退けているのに
人気がないタイキエイワンが対抗。この馬も休養効果が出て以前のように展開に左右される、
脆い逃げ馬ではなく正攻法のレースを身につけてきた。血統的に少し渋った馬場は合いそうだし
こちらも50Kgは非常に魅力がある。ジョッキーは新人の中井裕二。斬新なワンツーも悪くない
武豊スマートシルエットは前走が牡馬相手の準オープン勝ちにも関わらず「53Kg」止まり
逃げて完勝の競馬だっただけにこれは恵まれたはず。内目からうまく直線で外に出せれば首位争い
シースナイプはこのメンバーに入ればフミノイマージンから0秒5差、レーヴディソールから0秒2差の
5着に健闘した愛知杯が光る。元々骨っぽい牡馬相手に走ってきた馬であり当時53Kgで
今回54Kgなら上位食い込みは十分。阪神内回りと相性の良いグラスワンダー産駒でもある
ステイゴールド産駒レジェンドブルー(53Kg)やオークス3着のアグネスワルツ(55Kg)ら
前に行く馬は率先して抑えておきたい。グルヴェイグは好走が広いコースに偏っている点に不安。

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