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2012/06/24 15:08

宝塚記念

「成功の9割は、信じる気持ちから生まれる」というアメリカを代表する映画監督の言葉がある
人馬一体が一番似合うコンビに信頼関係が戻った時◎アーネストリーが史上初の連覇の扉を開く
“絆”の二文字が大きく注目を浴びた昨年、快心のレコードでG1制覇を成し遂げ最高のキズナを確かめた
しかし信頼関係を築くのは難しいが崩壊はいとも簡単である。天皇賞秋以来同じ方向をむいていない
叩き2戦目の鳴尾記念。有馬記念で慣れない先導役を務め惨敗したトラウマがジョッキーに残った
あまりにも押し出されての逃げを嫌った結果、道中はまさかの最後方。持ち味をあえて殺したも同然
普段は折り合いがつき従順な賢い馬だけに鞍上の弱気な姿勢や感情がもろに伝わってしまった
反省すべき点は人間にある。しかし馬はレースを投げ出す事なく上がり3F33.5の脚を使って追い上げた
これが救い。馬のやり直そうという意思に応えるべきだ。あの後方待機は策でも煙幕でもない
今回への布石でもない。競馬的にまったく意味はないが大切な関係修復の時間だったはずだ
原点回帰で目論むは当然王者の戦法復活だ。精神的なわだかまりが解けて状態にも問題なしとくれば
過去(3)(1)と来ている最も得意とするレースで狙わずしてどこでアーネストリーに絶対的◎を託すのか
11年宝塚記念[3F33.6-4F46.3-5F58.7→11.5-11.7-12.0]=2.10.1。これを2番手で自分から仕掛けて
乗り切っているのだから改めて驚異的な内容、ブエナビスタとて手も足も出なかったのは納得だ
大外枠のネコパンチ(テンが速くない)が押して先頭を奪うようだと先行勢の顔ぶれから見て激流必至
案外、有力グループでタフな持続力勝負に自信を持つ馬は少ないからGPホースの経験値が物を言う公算大
過去連覇をした馬がいないレース。GPの申し子と言われたグラスワンダーも翌年は6着だった
しかしデビューから苦難を乗り越え続けてきたこの人馬なら歴史的な1ページを刻んでくれるのではないか
冒頭の監督の言葉には「初めさえすれば、もう8割は成功したのと同じだ」というのもある
一度投げられた賽は役目を果たすまで止まらない。本命を打ったからには最後まで信じ抜きたい。

強敵は香港のクイーンエリザベスCを4馬身差でぶっちぎったルーラーシップ。あらゆる不利を覆し
完勝した金鯱賞の時点で化け物だと思ったが前走は好位で溜め直線では抜群の切れ味を発揮
荒削りのうちは弱点も多かったが元々素質のある馬が横綱相撲を覚えたらこれはもう本格化したとみていい
跳びが大きい馬で内回りが課題も昨年は5着だがスタートで挟まれて後手に回り4角も大外の
進路取りになったのが敗因だし有馬記念にしても豪華メンバー相手に半年ぶりで4着なら不安はない
特殊コースゆえ有馬記念とのリンクがある点を踏まえれば上げ潮ムードのトゥザグローリーもV戦線
ドバイWC2着の母トゥザヴィクトリー譲りの粘りで走る馬だから小回りを捲っていく競馬は合っている
鳴尾記念を強気な競馬で制して自信を深めた直後だけに怖い存在。今年は夏負けもなく順調な調整だ
不気味なのは近走展開に泣いているウインバリアシオン。もし前が総崩れするような流れになれば
父ハーツクライが追い込み2着した時の再現もありそう。内枠が微妙だが仕上がりは申し分ない
ドバイ帰りで昨年の3着馬エイシンフラッシュ(調教は毎度いい)も悪くはないが決め手に欠く分抑えまで
大穴はナカヤマナイト。ここ2戦はスローに泣いているがステイゴールド産駒だけにHペースで要警戒
最後にオルフェーヴルについて。陣営は「なんとか7割のデキに持ってこれた」とかなり泣きの様子
たしかにフォトパドックを見ると馬体に迫力がなく寂しい感じに映るがこれは先入観がある
精神面の問題も大きいのだろうし栄華を誇った3冠馬の陣営としても分からないのが本音だろう
であるとすれば前走で11着に大敗した馬をあなたは今回1番人気で買いますかという予想の基礎の話だ。

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    2012/06/24 15:10 ブロック