七夕賞

週中と土曜の大雨で福島の馬場は限界寸前。内５頭分はもはや草木生えぬ無人の荒野化
こぞって外を回る姿は皐月賞の時にそっくりだ。ハンデも重要だが騎手の腕が勝負とみた
福島リーディングを確定させた絶好調の蛯名正義が手綱をとる◎ゲシュタルトが中心だ
３冠を(７)(４)(１０)着で立派に走り抜いた実力馬も４歳前半は長距離中心に使われ迷走
不振に陥ったが2000m前後に絞ってから完全に立ち直った。確変中のアーネストリーに
食い下がったオールカマー(２着)後方から早めに仕掛けてクビ差２着の中日新聞杯など
小回りのレースぶりには定評があり、少し時計の掛かる馬場の平坦2000mは間違いなく合う
圧倒的なスピードを武器に活躍したクリスザブレイヴ(富士Ｓ)の近親だが母系にサドラーや
クリスエスなど重めの血統が入る事により馬力型の面もあり今の荒れ馬場も苦にしないはず
外差し顕著だけに１枠１番は不利とも感じられるがそこは騎手の腕。易々と倒れるはずもない
モデルケースは冒頭の皐月賞、ゴールドシップ。雨は上がっているから内は乾いてきている
ぎりぎりの進路を探してインを突くだけの技術と判断力を持っている頼もしいジョッキーだ
京都記念以来の休み明けだが過去２回より乗り込み量は豊富で直前も好内容、力を出せる
ダンスインザダークに横山典弘と一歩外れるとかなり危険なセッションの○タッチミーノットは
中山で行われた昨年の２着馬。人気して凡走するケースが多すぎるが外差しであればＶ機十分
▲トップゾーンは平坦小回り重賞に限れば０秒４差以上負けた事がなくあとひと押しが利けば
浮上する余地がある。そのポイントを１５番枠からの差しに求めたい。アンドロメダＳの
脚が使えれば太刀打ち可能なメンバー構成だしタフな条件に強いステイゴールド産駒だ
同じくステイゴールド産駒の△エクスペディションはどちらかと言うとスピード優先だが
上昇期待の５歳馬、毎度だがもう１列前で競馬をすれば圧勝するレベルにある馬だと思う。