クイーンＳ・ＮＳＴ賞

真夏の一戦で目標が定めづらいレースだから秋のG1戦線を睨む有力馬にとっては調整が難しいところだ
そんな甘仕上げな人気上位を食うのがコース巧者。05年1着、06年3着のレクレドール【2-1-1-0】08年3着フミノサチヒメ【3-1-3-3】09年ピエナビーナス【1-1-0-1】など
生涯一度の輝きをここ北の大地で放つ、そんな馬から狙いたい。札幌芝【3-4-0-3】4着2回で掲示板を外したのが
休み明けの大倉山特別8着だけというレジェンドブルーに◎をうった。春に準オープンを逃げ切ってから2戦大敗しているが
厳しい流れを先行をして直線失速したものだからとくに気にする必要はなし。中央場所では粘りきれないが洋芝では粘りが増す
コース相性を支える体調面も順調そのもの。ダートコースで実戦さながらの調教を施されて夏女らしく上昇してきた
父ステイゴールドで叔母に桜花賞2着のブルーリッジリバー、三代母がスカーレットインクという良血でもあり今回チャンス
春は馬体増に悩まされ、最近は気性面に問題を抱えるアニメイトバイオの復活が○昨年3着するなど牝馬同士なら力は上
積極性を促すために今回はメンコを外して臨む模様。調教自体の動きは悪くないし相性の良い札幌で目覚める
▲コスモネモシンも昨年の2着馬で札幌記念でも4着に食い込むなど札幌とは水が合う。内枠を引けたし上位争いになる
△オールザットジャズは春先に本格化、福島牝馬Ｓは危なげないレースぶり。VMは展開と騎手の一人相撲で終わっただけで巻き返す
軽斤量が買われて人気になっている3歳の2頭。ファルブラヴ産駒のアイムユアーズは血統的に洋芝は合うが問題は距離
オークス4着だがあの週はとにかく時計が速くてレコード決着。マイル的なスピードが問われたレースだったから一概に適性は計れない
本質は1400m以下だと思うしここは見送り。ミッドサマーフェアは故障明けで調教が軽いし、小回り自体が不向き。

【ＮＳＴ賞】
将来的に重賞でも活躍できそうなドリームバスケット(父ステイゴールド)中心。マイラーズＣはさすがに相手が強かったが
福島テレビオープンはミキノバンジョーにうまく乗られたが好位からじわじわ差を詰め2着を確保
3着に退けたトランスワープは次走の函館記念を快勝しただけにオープンなら十分やれる事が分かる
1800mは【0-3-2-1】で勝ち鞍がないが2000mでは勝利経験があるだけに乗り方ひとつ、それだけに5戦5連対の柴田善騎手とのコンビはプラスだ
シルクアーネストは2走前のエプソムＣで直線スムーズさを欠きながら5着まで追い上げた脚力を評価したい
米子Ｓ(6着)はスローの流れでごちゃついたのが敗因。切れ味勝負は歓迎ではないがこの相手なら十分勝ち負けになる
3番手がスマートシルエット。人気を裏切ったマーメイドＳ(14着)は道悪が響いた。実績のある新潟でパンパンの良馬場は絶好
自分の型に持ち込みやすい少頭数で岩田騎乗も好材料。あとは牡馬との力関係が勝負のカギを握る
3着伏兵は重賞だと1F長いアスカトップレディ。京都金杯3着を考えればこのメンバーで印を抜くのは危険とみた。