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2012/08/12 00:00
関屋記念
このレースが決め手重視である事に異論はないが昨年の優勝馬レインボーペガサスの上がり3F「34.0」はメンバー中で5位タイに過ぎなかったし10年に逃げ切ったレッツゴーキリシマの上がり3F「33.2」は上がり2位で2着したセイクリッドバレーより1.1秒も劣る。
にも関わらずゴールでは半馬身差ついている。3着のリザーブカードも上位3傑には入っていなかった。これと同じ現象が09年3着マイネルスケルツィ、08年3着タマモサポート、07年2着シンボリグランと毎年のように繰り返されており穴党としてこの盲点を見逃す手はない。
正直あまりの人気薄に面食らったが3枠6番チャームポットに◎をうった。オープン実績も特になく軽視されるのは仕方ないとしてもヴィクトリアマイルで0秒2差のマイネイサベルとオッズを比べると笑ってしまう。たしかにマイネイサベルのドン詰まりは酷いものだった。
ただそれ以上に外を回った馬が軒並み壊滅したのもヴィクトリアマイルのポイントでチャームポットも13番発走から外の追走で直線も外を通っての結果だからこの8着は悪くない善戦と捉えたい。阪神牝馬Sでも果敢に先行して見せ場を作っての0秒3差6着だから重賞でも通用する下地はある。
前走の中京記念は逆に完全な外差し有利の馬場で荒れた内を通らされて本来の伸びを欠いての11着。これを含めてもマイル戦は【2-1-1-4】で他の3戦のうち2戦がG1で残りのテレビ山梨杯にしても4着だが着差は0秒1だけで底を見せ切っていないと十分言えるのだ。
キャリア31戦で上がり3Fが3位以内を記録した事自体6回しかない馬だから決め手の比重がかかるレースは不利に映るが冒頭の“抜け穴”を使えばこの狙いも無理な高望みとは到底思えないし1400mでも先行できる本馬のテンの速さを考えれば過去の激走馬の道筋を辿ることは難しくないはず。
フジキセキ産駒でこの条件は合っているしレッツゴーキリシマ、カンパニー、カンファーベストなどノーザンテーストの血を持つ馬がやたら強いのも関屋記念の特徴だから血統的にも特注の存在。重賞で活躍したタマモホットプレイやタマモナイスプレイの全兄妹にあたるだけにその潜在能力に賭けてみたい。
中京記念では14着に惨敗した○エーシンリターンズもメイSの上がり33秒1での逃げ切りを見れば当然逆転候補。まさに盲点をつく準備万端。前走の敗因は急激な馬体増と荒れた馬場だと明確になっている。持ち時計も上々だし直線の長いコースに強いキングカメハメハ産駒だ
▲マイネイサベルの父テレグノシスは06年の3着馬でノーザンテースト持ち。自身も新潟2歳ステークスを制すなど一度も3着を外していないコースだけに人馬ともにヴィクトリアマイルの鬱憤を晴らす可能性は十分ある。そのヴィクトリアマイル2着のドナウブルーも一応抑えるが勝負気配からすると低目
マイルがベストのアスカトップレディや上手く捌けた時のスピリタスに昨年銀メダルのエアラフォンまで。