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2012/08/19 13:04

札幌記念

福永祐一が米遠征を中断してまで離したくないダークシャドウや背水の陣で臨むヒルノダムール、これに天皇賞馬トーセンジョーダン(故障回避)が参戦していれば純粋にレース面での興味も大きかったが主役が1頭欠けてもうネタ的興味の筆頭であるロジユニヴァースの走りが俄然注目となってきた。

何せ10年の札幌記念2着以来ちょうど2年ぶりのレース。こういう事例は別に珍しくもないがロジユニヴァースの場合は将来を約束されるはずのダービー馬であること。それに加えて特に痛いところや痒いところがなかったのに復帰戦がここまでずれ込んだこと(入厩も何度かしている)ある意味歴史的だ。

さもすれば希望の象徴とまで言われるのが個人的にはロジユニヴァースは悲運だと思う。あのダービーが全てを変えた。あの極悪馬場を走った馬で出世したのは凱旋門賞2着のナカヤマフェスタくらいで三強と目されていたリーチザクラウンアンライバルド共々一気に歯車が狂ってしまった。

フィフスペトルトライアンフマーチが細々とマイル路線で頑張っているくらいで中距離級の大物ついに誕生しなかった。クラシックを棒にふったトーセンジョーダンが古馬になってG1を獲ったというのが物凄く皮肉に思える散々な結果だった。ただ敗者は敗者だからと割り切りもつく。

しかしだ。優秀な種牡馬選定の意味合いが強い最高峰のダービーを勝って引退後の道も保証され悠々自適な余生が待っているはずのダービー馬が牧場でくつろぐ同期たちを横目に北の大地で復帰戦を迎えようとしているこの現実・・・。どう考えても理不尽の象徴である。だからこの馬を温かく迎えるファンが多いのかもしれない。

札幌の芝は高速化しており従来の時計が掛かるという感覚は捨てた方が賢明、しかも内伸び顕著だから4番ダークシャドウ、3番ヒルノダムールは黙っていても上位にくるし反対に伏兵の出番がかなり低くなってくる。ただ順当な決着の中でもあがきたいのが穴党。フミノイマージンに◎

ヴィクトリアマイル(15着)もクイーンS(8着)もとにかく騎手が評価する価値すらない放送禁止用語連発の騎乗、馬に非はないから実力信頼。小回りコースも洋芝も問題ないし持ち時計も十分通用する。叩かれて気配も良い。あの競馬の連続ではグレるのも無理はないが素直に太宰騎手で巻き返してこれ以上の悲運が降りかからないで欲しいと願う真夏の昼下がり。

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