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2012/08/25 07:03
朱鷺S・ひまわり賞
【朱鷺S】
新潟の内回り1400mにフルゲート集まった時点で雲行きは怪しい。焦点は秋以降のステップにしていきたい新興勢力(京王杯SC上位組、3歳)と頭打ち気味の既成勢力の比較だろう。どちらかと言えば台頭してきた組になる6歳牝馬チャームポットから再度入りたい。
前走の関屋記念(15着)は前半に行き脚がつかず中団からの競馬で道中は内、外から圧迫され手綱を引く場面があるなど窮屈なレースになり直線も前が壁になって追うに追えず不完全燃焼。到底チャームポットらしさが出たとは言い難いものだった。
関屋記念は速い上がりが出せなくても勝負になるレースで実際前半4F47秒0?5F58秒7と流れは緩み上がり3位のドナウブルーが2番手押し切りで上がり2位でまとめたエーシンリターンズが2着となり最速の上がりを記録した2頭は5、6着に留まった。
先行してればドナウブルー級のレースが出来たとは言わないが4角11番手より結果は良かったはずだから今回狙うにあたってそう悲観する必要もない。内回りであれば自然と外回りより時計が掛かるはずだし条件的にはマイルの重賞だった前走より無理も少ない。阪神牝馬S6着程度走れば十分勝機に近づく。
前崩れだったあの京王杯SC(前半3F34秒2?4F45秒9)の評価が微妙なところだが4着だったストロングリターンが安田記念を制した事を考えると1馬身差以上離したレオプライム、インプレスウィナーにはやはり一定以上の評価を与えておきたい。特にレオプライムはローマンエンパイアやコンゴウリキシオーを輩出する力のある母系だ。
一時の不振から脱却した感のあるオウケンサクラが既成勢力では1番手。展開が向いたとはいえ同じ1400mの安土城Sで3着、1F短いと思われたCBC賞でも惜しい4着に健闘するなど随所に復調気配が見られる。朝日杯FS3着のレオアクティブは今の高速馬場では出番なし。米子Sで大波乱の片棒を担いだサワノパンサーも二度はハマらない。
【ひまわり賞】
九州産限定戦だから自ずと出走できる馬は限られてくる。だから前走で負けた組にもほぼ無条件で再挑戦が認められるわけだがよほどの事(全く仕上げていないとか大きな不利があったとか)がないケースでは逆転が至難の業であるのは猿でも分かる。
大まかなステップは3つ(8/11は重馬場)
7/28 新馬 前半3F33秒9 上がり11秒2?11秒4?12秒4=「1分8秒9」
8/4 未勝利 前半3F33秒8 上がり11秒6?11秒8?12秒3=「1分9秒5」
8/11 未勝利 前半3F34秒1 上がり11秒7?11秒7?11秒9=「1分9秒4」
能力面では新馬を3馬身差で快勝したカシノランナウェイだがコウエイピースの成長を重視した。そもそも新馬が中京の1400mでここで力のある馬たちに混じってアタマ差2着しているのが高い実力を示す何よりの判断材料になるかと思う。
2戦目に断然人気で伸び負けしたが前走はしっかり距離にも対応して逃げ切り勝ち。しかも道悪で8/4の良馬場を凌ぐ内容を叩き出し、後半も11秒台で締めてみせたあたりスピードだけの九州産ではない底力やスタミナを感じる。好位からでも好戦必至。
カシノランナウェイは現状の高速馬場を考えると持ち時計的にもかなり有利でこのメンバーなら当然上位だが2戦目だけに逃げられなかった時のリスクがある。3番手以降もとくに捻らず連続2着があるカシノサトラップ、シャドーロールで一変した時のエンブレムゴールまで。