723件のひとこと日記があります。
2012/09/01 14:43
札幌2歳S
昨年の当レースは1着グランデッツァ(スプリングS)2着ゴールドシップ(皐月賞)3着マイネルロブスト(朝日杯FS2着)4着ベストディール(京成杯)で大当たり年。クラシックへ向けた戦いにおけるレース比較で何度も高評価を与えた記憶がある。今年も話題性のある馬が出走してきて層は厚いだけに内容あるレースに期待したい。
注目はコスモス賞を勝ち3戦2勝としたラウンドワールド。前半5F62.5-上がり3F11.6-11.2-11.9は文字通り瞬発力勝負でディープインパクトの得意パターン。ただ4角手前の反応など見てもズブイから血統通り広いコースでこそだろう。逆にここをスムーズに突破するようだと夢が広がる可能性を秘めている。
重賞だから単なる瞬発力勝負ではなく残り2F目が速くなる公算大。つまり4角では勢いがついて先頭に躍り出てそのまま粘り込める馬◎アポロカーネルだ。スタートが一息なのが惜しいが前走残り800mからペースが上がったのを後方から追い掛けて前がバテたところをもうひと伸びして快勝
勝ち時計「1分51秒0」は優秀だし5着に負かしたトーセンエジンバラが次走を勝っている点からもこの未勝利の価値が分かる。この時期なら完成度で重賞に手が届いていい。父アポロキングダムはダートで2勝しただけで競走馬としては凡庸だったがキングマンボの直系であることや母系の良さが買われて繁殖入りした。
日本の芝にも十分適性を示しそうだし現に叔父のトランスワープは洋芝の函館記念勝ちを収めたように活性化されている血統。脚を余さぬ積極的な競馬に一票投じる。新馬で上がり33秒7の強烈な決め手を繰り出したコディーノ(母ハッピーパス)も将来性は高い。楽な競馬にはならないだろうしスタートにも不安を残すがスケールで▲
エデンロックは開催序盤とはいえ「1分51秒4」が光る。逃げに拘るタイプではないしプロヴィナージュの全弟という血統背景からも大駆けがあっていい。ダービー馬ロジユニヴァースの全弟にあたるトーセンパワフルは新馬でラウンドワールドを破っているが順調さを考えると割り引きが当然の結論。