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2012/09/02 15:30
小倉2歳S・新潟記念
【小倉2歳S】
コース替わりとなった先週は内枠先行天国だったがさすがに最終週とあって差し馬の出番が増えてきた。特に1200mは6Rで17番・11番、8R16番・9番の決着となり傾向が顕著でしかも波乱を呼んでいるから面白い。
◎ジェネクラージュは新馬戦(阪神芝1200m)では直線内の窮屈な所に入りスムーズさを欠いて4着に敗れ、2戦目の福島芝1200mでも前半3F34.8の超スローでトルークマクトに7馬身差ちぎられての2着。
しかし前走は武豊の頭脳が物を言って前半3F33.1の急流を中団に控えて逃げ粘る馬をG前で捕えた。父デュランダル譲りの名剣戦法が炸裂しこれで目覚めた。馬場は2週前と同じような状況だし重賞ならば再び展開も向くはず。
母系は欧州血統で固められて重いイメージだがHペースの消耗戦で力強く差し込むならばこのレベルのスタミナの下地がある方が信頼できる。デュランダル産駒は3年前にジュエルオブナイルが勝っており相性が良い。
○ラヴァーズポイントは牝馬限定を「1分09秒2」で勝ったに過ぎないが前半3F33.6を自ら動いて4角先頭で押し切り3馬身差つけたのは強いの一言。日本古来のシラオキ系だしダート要素のある血統でこのレースは合うはず。
フェニックス賞圧勝の▲エーシンセノーテだが逃げ一手では油断できない△スイートドーナッツは新馬戦がいかにも平凡だがシンボリスウォードやスイートオーキッドなど短距離重賞で結果を残している一族出身で侮れない。
【新潟記念】
函館記念4着の◎トウカイパラダイスが巻き返す。前走は1番人気を背負ったために中団でマークがきつくなって仕掛けのリズムを狂わされてしまったことが敗因。3走前は同じ左回りの目黒記念で2着があり、巴賞で負かしたルルーシュは札幌日経オープンを完勝したしG3では力量上位だ。
ややこしい馬になってきたがタッチミーノットは人気がなければ是非狙いたい。七夕賞のような小回りコースで忙しいレースは基本的に不向き。新潟でも新潟大賞典6着、新潟記念4着で届いていないが条件は好転した。高速馬場にも対応できるし連日重賞制覇がかかる横山典弘の手綱捌きに期待。
使い詰めだが4歳ステラロッサの末脚の迫力が3番手。天の川Sは流れに恵まれず3着に終わったが上がり3F32秒3で猛烈に追い上げた。斤量も有利。ケイアイドウソジンはゆったり流れやすい新潟向きの逃げ馬でダイヤモンドSの再現まである。トーセンラーはさすがに上昇度がない。