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2012/09/17 11:22
カンナS
先週開幕した中山は準オープンのセプテンバーSで「1分06秒9」トロットスターの持つレコードが更新され、メインの京成杯AHではレオアクティブが「1分30秒7」で駆け抜け世界レコードを樹立したように異常なまでの超高速馬場で土日の競馬を見ると今週も傾向は継続されている。
芝6レース中5レースが4角先頭の逃げ切りで残り1レースも4番手。3着以内18頭を対象にしても4角1?4番手『15』5?9番手『2』10番手以降『1』位置取り次第で人気馬もあっさり圏外となる。枠に関しては距離が長くなるにつれ内有利が目立つ結果でスムーズに先行できる脚があれば短距離では枠の不利は少ない。
今年は札幌開催も馬場状態が良すぎて内枠先行有利の高速馬場となりすずらん賞も内を通った馬で決着した中でモンサンスピカは道中終始外を回され4角では外に振られる苦しい体勢から直線一旦は3番手まで上がる見せ場を作っており6着以上に内容は濃く厳しいレースを経験できた事は大きいはず。
今回も11番枠で条件が好転したとまでは言えないが同じ小回りでも中山の方がいくらかマシだ。父ケイムホームは現役時代米で7?10FのG1を制したGone Westを経由するミスプロ系で日本への適性もあるが父の影響か産駒もワンパンチ足りない。ただ芝ダート問わずそのスピードは一級品で今年の2歳も既に5頭勝ち上がっているように早期完成型でココが狙い。
そのすずらん賞で2番人気に推されながら13着に終わったアポロヌリーも馬群で揉まれて手綱を引くシーンもあるなどスムーズさを欠いたレースで度外視できる。新馬戦は4角でモタれる大きな不利があったにも関わらず直線再び盛り返して差し切るなど気性が幼く粗削りだがその分秘めたる潜在能力も高い。内枠を引いた今回巻き返す。
すずらん賞2着のレディーも当然勝ち負けの舞台。前半絡まれてHペースを演出しながら直線では突き放した脚力は評価したい。ダート的な粘りが要求される中山1200mでダート戦勝利実績と父ゴールドヘイローは魅力だが時計が速くなりすぎた時に一抹の不安がよぎる。1200mで圧勝歴がある逃げ馬トルークマクトも要注意。函館2歳S(6着)くらい走ればチャンス十分だ。