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2012/09/22 00:46
ききょうS
阪神1400mは内回りをパワーで捲っていくタイプの馬が強いコース。
07年1着マイネブリッツ 父パラダイスクリーク Riverman3×3
08年1着ショウナンカッサイ 父ショウナンカンプ 母父サンダーガルチ
2着エイシンタイガー 父コロナドズクエスト
10年1着オースミイージー 母父アフリート
11年1着ネオヴァンクル 父フレンチデピュティ 母父ティンバーカントリー
過去5年の連対馬を洗ってみるとミスプロ系や米血脈などダート適性の高い種牡馬の台頭が目立っている事がよく分かる。春のマーガレットSもクロフネ×ブライアンズタイムのシゲルスダチが1着で2着レオアクティブはミスプロ系のアドマイヤムーンを父に持っていた。
新馬戦を非凡なスピードで押し切ったプリンセスジャックは重賞2勝でオークスではチョウカイキャロルの2着に入るなど鋭い追い込みで湧かせたゴールデンジャックでアフリート×Danzigの組み合わせからは想像できないほど芝で走ったし底力や根性のある馬だった。
初仔サイドワインダー(重賞3勝)以後は産駒の成績が尻すぼみだがゴールデンジャックが元々血統的には一発屋だったから打率より本塁打重視型。プリンセスジャックはデビュー戦(札幌芝1500m)で序盤は先行集団につけていたが道中前に壁が作れず外を捲るように進出。
4角も先頭で回って直線突き離しセーフティーリードを保ち、最後はラストタキオンに詰められたものの着差以上に強い内容で危なげない勝利。レース映像からも掛かったという感じではなくペースが落ち着きすぎて溢れるスピード能力を制御し切れなかった印象が色濃く残った。
キャリアを積んで競馬を覚えてくればいずれ重賞でも勝負になりそうな器だ。2戦目の今回は距離短縮になるが現状は無理のない選択、流れに乗せつつ馬込みで我慢させるなど色々試しつつ能力解放も期待できる。適性の高いアフリートが母父でSS系随一のパワーを秘めるダイワメジャーが父だし好戦必至とみる。
ローガンサファイアとのダイワメジャー丼が本線。函館2歳S(11着)は直線で前が空かず鞍上が焦りすぎ挙句強引に割ったところ走行妨害で降着。経験の浅い2歳馬にとっては要求が高すぎた。初戦の内容からして巻き返す可能性は十分。叔父にサウスヴィグラスがおりダート適性にも優れている。
あっさりがあればワキノブレイブ。新馬戦(新潟芝1400m)はシーブリーズライフ(カンナS2着)の2着に敗れたが直線残り1Fからの末脚が素晴らしく負けて強し。前走の未勝利(阪神芝1400m)は好位から楽に抜け出し完勝「1分21秒2」は例年の勝ち時計を大きく上回っている。血統的にもマイネルラヴ×ブライアンズタイムで死角なし。
小倉2歳S(11着)は出遅れて厳しい位置取りを余儀なくされたジェネクラージュも見直したい。1200mで先行する脚もある馬でスタートや展開次第で決め手が物を言うはず。プリムラブルガリスは前走3馬身差の勝ちが評価されているがイーブンペースのもので同週の小倉2歳S「1分7秒9」と比較しても少し劣る。