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2012/09/29 10:56
シリウスS
3歳時に重賞連勝で交流G1を制しているグレープブランデーが阿蘇Sで近走の不振を払拭するVを果たしたが相手を考えれば全く強気にはなれないのが現実で58キロの今回は試金石の一戦だから見送りが妥当。以下も夏の上がり馬に成績下降気味の昨年覇者が居並ぶ人気順だから穴馬の出番があるはずだ。
4歳タガノロックオンに◎をうった。オークランドRCTを快勝して臨んだ昨年は勢いが買われて1番人気に支持され、レースも好位の内で脚を溜め手応え良く進めたが直線は伸び切れず4着という案外な結果に終わった。ただ初の古馬混合の重賞であった事を考えれば悲観する内容ではない。
その後オープン特別を勝ってフェブラリーSではトランセンドに先着の6着と力を示している。道中で揉まれたり自分の型にハマらないとあっさり大敗するのはいかにも気分屋のDanzig系で全成績【5-0-1-10】にも表れているがスムーズに運んだ時の強さには定評があるしクラスの壁も存在しない。
休み明けでも調教は積んでいるしDanzigの休み明けリズムは○×○・・・もしくは×○×この人気であれば前者に賭ける手だろう。近年はヤマニンキングリーやキングスエンブレム、ダークメッセージなど芝実績馬や芝血統の台頭が目立つだけに芝での勝利実績と母が芝重賞3着だった背景は前進を後押ししてくれるはずだ。
昨年の覇者ヤマニンキングリーへの本線。11年シリウスS以降は冴えないがG1挑戦が3回と休み明けだったエルムS(7着)だから見限るのは早計。前半芝スタートも味方して楽に先行し上がり3F12.1-11.7-12.8で抜群の決め手を発揮し後続を突き放した姿は圧巻だった。斤量も問題ないし上手に先行出来れば連覇も視野。
エーシンジーラインが単騎で逃げると速い流れになるとは思えないが芝スタートでテンの3Fが意外と流れるのが阪神2000mの特徴。格上挑戦の身だがクラブトゥギャザーの末脚は上位を脅かすに相応しい。加古川特別は前半5F60.7の緩みないペースを外から捲り気味に進出してあっという間に差し切りを決めた。
勝ち時計「1分50秒6」も2日目の鷹取特別を大きく上回る優秀な記録。後方一手だけにスローが多い条件戦では常に脚を余す危険と隣り合わせの馬だから重賞の速い流れはむしろ歓迎。父は09年3着のゴールデンチケットと同じゴールドアリュールで母父がダンシングブレーヴだから突発的な爆発力がある。
阪神【3-1-0-3】でアグネスデジタル産駒+半姉メイショウベルーガのメイショウエバモアも要注意。しかも相性の良いオークランドRCTからの参戦で走る要素満載だが前走の内容が少し物足りないので評価を下げたが54キロでどこまで食い下がるか。ナイスミーチュー、グラッツィアはこのコース不振のキングカメハメハ産駒で買っても抑えで十分。