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2012/10/21 11:10
ブラジルC
主力を形成する3歳ナムラビクター、上がり馬のセイリオスとグラッツィア、フェブラリーS6着など実績のあるタガノロックオンあたりはいずれも距離適性が未知数。近走成績が悪くてもその点に不安のない馬たちとの逆転現象が起きている。まず3連覇が懸かるインバルコが昨年と比べて条件据え置きなのは有利に映る。
とにかくズブ過ぎてまともに動くか怪しいが過去(5)(3)着と一応掴んでいる酒井鞍上、直線の長い東京替わりで伏兵扱いの人気なら抑える価値はある。昨年2着のフリソも相性抜群の舞台で重賞のシリウスSは大敗したが夏の北海道では堅実に走っていたしここでは力上位。調教で見劣ったことや道悪向きのレッテルで評価が下がっているが買いの手。
◎は先物買いで5歳リバティバランス(父ネオユニヴァース)話は少し古いが昨年のフェブラリーS当日、同じ東京の長丁場の1000万条件で独走した姿が一種の衝撃として残っていた馬。オープン入りにやや時間を要した印象だがそう感じるのも期待が大きいからこそだ。
サンタクロースSは先行集団を見ながら絶好の位置で進めて4角手前で徐々に外へ持ち出し直線も鞍上のGOサインに即座に反応して着差以上の完勝だった。2走前の東海Sはそれ以来の実戦で初の重賞挑戦。さすがに全開には程遠かったが終始外を回されて終いも伸びて0秒7差7着は高い能力の成せる業。
大沼S(6着)は前年にもオホーツクH(3着)でとりこぼしている小回りの1700m。スピードが求められる忙しいレースは本質的に不向きだから割り引く必要はない。休み明けになるが乗り込み量は豊富だし時計も出ている。東京2100mは昨秋ブラジルCに匹敵する時計で決着した赤富士Sでソリタリーキングと互角に渡り合っている。
東京2100m巧者とくれば【2-0-2-3】のマイネルアワグラスも黙っていない。3着を外した3戦中2戦が4着で10着も2年前のブラジルCで0秒6差。持ち味の息の長い末脚が生きる。ひと叩きで良化しているし鞍上戸崎で勝負気配が漂う。ナムラビクターは斤量面で非常に恵まれたが今回は様子見。