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2012/10/28 11:25
カシオペアS
春の京都開催は総じて時計の速い決着が連発した。都大路Sも前半3F34.6-4F46.4-5F58.2でマイル戦に近いラップを刻み後半4Fも11.6-11.4-11.6-12.1でマルカキャンディのレコードから0秒2差の「1分44秒9」12秒台のラップは最初と最後だけで終いも極端に落ち込んでいる訳ではないからHレベルな争いだったことが窺える。
2着スピリタスはこれを機に関屋記念2着→京成杯AH3着と復活したし7着ミッキーパンプキンは函館記念3着、9着ミキノバンジョーがオープン勝ち→七夕賞3着、10着ゴールスキーも重賞で堅実に走るなど、このレースに出走した馬の成績が非常に優秀だから今回出走してきた1着ネオヴァンドーム、3着タガノエルシコは当然勝ち負け必至。
◎タガノエルシコはゲートで後手を踏んで道中後方待機から直線入口では内を捌いて半ばで外に切り替えて3着。冒頭でも説明したが単純に時計だけ見るとHペースでも実は先行勢も字面ほど厳しい展開ではなく前崩れを流れ込んだという印象は捨てるべきでタガノエルシコ自身も流れに乗って攻めた結果の好走だった。
小倉日経オープンも2F目?ラスト1Fまで11秒台の締った展開を伸びて2着だから内容的には似通っていて持続ラップに強い馬だという事。近走はマイルで凡走し距離延長で好走のリズムを繰り返しているしここはチャンス大。道悪で少しでも時計が掛かれば更に有利になる。調教も終い重点にしっかり伸びており体調面にも不安はない。
○ネオヴァンドームは京都1800mで【4-2-0-1】重賞勝ち、オープン特別2勝があり桁違いの適性の高さ。3着を外した昨年のカシオペアS(7着)も位置取りが後ろ過ぎただけで0秒6差だしメンバーが揃っていた中山記念も4着に善戦している点からも非根幹距離巧者は確実。降雨で悪化していたウッドコースを避けて芝で軽めの追い切りだったが仕上がりも上々。
春先は馬体の維持に気を使いダービー(18着)は戦前に終わっていた▲ヒストリカルも夏に充電された効果で神戸新聞杯では体を戻してきた。成長不足の感もあるがマイル付近を走るならばこの体型で問題ないはず。都大路S4着のタムロスカイもクラス慣れして徐々に力をつけてきており注意必要。リルダヴァル、ダノンバラードは3着止まり。