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2012/11/03 00:00

アルテミスS

2歳牝馬路線の充実を目的とした新設重賞。前身にあたる赤松賞は関東馬中心の条件戦にも関わらずアパパネダノンベルベールら阪神JF好走馬を輩出をしており関西馬も積極的に参戦してくるであろう今後は更に目が離せない。2勝馬がエイシンラトゥナ(ダリア賞)だけでキャリア2戦以下が大半だから予想も未知な部分が多すぎるがそれぞれのレースから受けた印象に府中マイルへの適性を加味してイマジネーションをうまく働かせたい。

評判馬サトノノブレス(いちょうS2着)が勝った8/18の新馬戦(新潟1800m)はすでに2?5着馬と8着馬が勝ち上がるという非常に質の高いメンバーで争われたレースだった。ここでサトノノブレスを凌ぐ最速の上がり33.1を叩き出したテンシンランマンは今回も好戦約束だろう。余裕のある馬体で出走し競馬も前半は人馬の呼吸が合わず、終始力みながらの追走だったが直線に入ってからは鋭い決め手で勝ち馬を追詰めた。

間隔を空けた未勝利戦は大幅に絞っての出走で動きに素軽さが増しスローペースを先頭集団で進めて直線はフェートグランドに食い下がられたが振り切ってゴール。2着フェートグランドは8/18で3着のインプロヴァイズに敗れていたから順当な結果であった。展開の割りに切れなかったのは少し不満だが先行できる脚があるのは大きいしこの時期に府中マイルを乗り切るだけの体力の裏付けがあるのは魅力的だ。

中1週になるが夏場に無理をしなかったおかげで消耗はなく追い切りも馬なりながら併せ馬をしっかり消化し脚色で同僚を圧倒。上積みも見込める仕上がりとなった。近親に活躍馬はいないがハーツクライ×サクラユタカオースペシャルウィークウオッカと同じシラオキ系だから東京にゆかりのある血統で期待大。田中勝春は重賞に騎乗する機会すら失われて大舞台から遠のいているが久々に存在感を見せるチャンスだ。

実績的にはデイリー杯2歳ステークスで大きく出遅れながら直線は強烈な末脚で2着クラウンレガーロと差のない4着まで迫ったコレクターアイテムだが18頭立ての1番枠は波乱分子を含み過ぎている。目下リーディングを走る浜中騎手も関東圏の重賞では2着1回3着2回で経験不足も否めないし評価を下げたい。ただハーツクライ×Storm Birdウインバリアシオンと同配合で三代母がベガの半姉という血統的には成功の下地はある。

2番手は新馬戦でコレクターアイテムの2着だったウインプリメーラ。前半から追走に苦労し直線半ばでようやくエンジンが掛かったというレースぶりでマイルは短いと思っていたが未勝利は行きっぷりが一変し逃げてそのまま押し切る強い内容で一度使って化けた。父はステイゴールドだが母父フォーティナイナーで走りに柔らかみがあるし現時点では芝の上級クラスでも問題なさそう。祖母ストックスアップは米G1ハリウッドスターレットS(ダ8F)の勝ち馬。

折り合いに課題はあるがネロディアマンテも直線の長いコース向きの爆発力がある。ゲートが遅いのは難点だが内枠で脚を溜める競馬が出来れば単穴候補。赤松賞の時は前走で東京1400mを使った組が頻繁に上位に来ていた。トロワボヌールの母はオークス2着やクイーンC優勝など東京で滅法走ったチューニー。新馬戦(中山1800m)では長くいい脚を使って牡馬を外から捩じ伏せており素質は高く要注意だ。

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