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2012/11/04 12:06

アルゼンチン共和国杯

京都大賞典2着のオウケンブルースリと3着ギュスターヴクライは実績を見込まれてさすがに58キロを背負わされた。実力と相手関係次第では重ハンデ馬にも曙光だが本来の伸び脚を削がれることは頭に入れておきたい。格は下でもハンデと状態如何で好勝負可能なレース。イキのいい4歳馬マイネルマークに◎をうった。

天皇賞馬マイネルキッツの半弟という血統背景からデビュー3戦目以降の出走はすべて2000m以上で徹底した長距離英才教育。ステイヤーに多い勝ち味の遅さで初勝利は3歳9月にズレ込んだが次走の500万で2着し今夏の札幌で復帰すると(2)(1)(1)着で晩成馬がようやく軌道に乗った気配がある。

タイランドC(札幌2600m)はそれまでの先行策から一転し道中控える競馬で3角過ぎから馬群に包まれて厳しい位置取りだったが4角で外の進路をこじ開けると鞍上の叱咤に応えてひと追いごとに鋭伸して1着。三浦皇成がレース直後に驚いた様子で後続の騎手と言葉を交わしていたようにそれほど難しいレースを潜り抜けた。

本栖湖特別(東京2400m)は北海道から戻した影響で大幅馬体減となったが見事なレースぶりだった。逃げたアントニオピサが軽快に飛ばし前半5F60.1で中盤も12秒台前半が刻まれる条件戦としては淀みのない展開になり苦しくなった先行馬が脱落していく中、力強い脚取りで後方から伸びて差し切り勝ち。

全体の上がり3F11.9-12.1-12.3で極端なラップ落ちがない中を上がり3F34.6でまとめたのも極めて優秀で勝ち時計「2分24秒8」は同週の準オープン・オクトーバーS「2分26秒9」を大きく上回っている。ここで勝ったのが人気になっているムスカテールで斤量差は3キロだから互角以上の計算が成り立つ。

アドマイヤジュピタトーセンジョーダンオウケンブルースリなど好走馬は長丁場のG1と相性が良いようにステイヤー適性が問われる舞台でマイネルマークの素質が開花する可能性は高い。ロージズインメイは芝重賞で上がり勝負になると苦しいが上がりの掛かる傾向にあるこのレースでは悪くないしスタミナ豊富な母系が勝利をアシストしてくれる。

ムスカテール(55Kg)も上位有力。以前はトモが緩かったせいか差しては届かずのレースを繰り返していたが夏からの進境が目覚ましい。新潟記念は軽ハンデの恩恵は大きかったが重賞勝ち馬たちを相手に大接戦の5着は地力強化の証だ。過去4年でグラスワンダー産駒が3回も馬券に絡んでいるように父ロベルト系(マヤノトップガン)も好材料だ。

メーヴェは父が英ダービー馬Motivatorで母父Shirley Heightsの重厚な血統で日本では働き場が限られるがコスモロビンを早めに動いて封じた丹頂Sの内容からスタミナが生きる東京2500mは合うはず。府中牝馬Sは直線で狭くなる不利などあって13着だがしっかり脚は使っており0秒8差だから適距離替わり+52Kgで大穴に指名。

大原Sを勝ったオーシャンブルーも充実期が近い4歳馬で父ステイゴールド、母父はイタリア大賞勝ちでShirley Heightsの血を引くDashing Bladeで距離への心配は皆無。同斤量で0秒3差だった早春Sからギュスターヴクライとは3キロ差あり食い込み十分。不向きな条件のルルーシュ、目黒記念2着も体調が整わないトウカイパラダイスは消し。

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