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2012/11/18 13:52
福島記念
ただでさえ毎年大混戦のローカル重賞の1番人気を名うてのムラ馬ダイワファルコンが務めるとあれば波乱必至。ただ臨戦過程もそれぞれ違うし、馬場読み、騎手の技術など難題が山積みで数字で見る過去の傾向もアテにできないが好走馬の成績をじっくり紐解けば解決の糸口はある。
過去3年の1?3着馬の実績と前走成績(※新潟開催の11年は除く)
08年1着マンハッタンスカイ 芝二千重賞で2着2回3着1回 ☆東京13着
2着マイネルキッツ 同コース七夕賞3着、新潟記念2着 ☆東京7着
3着グラスボンバー 同コース重賞で(1)(3)他重賞好走多数☆東京11着
09年1着サニーサンデー 福島千八重賞勝利、中山2勝 ☆福島1着
2着トウショウシロッコ オールカマー、AJCC3着 ☆京都7着
3着トーセンクラウン 中山4勝(後に中山記念1着) ☆東京18着
10年1着ダンスインザモア スプリングS1着、中山記念3着 ☆東京13着
2着ディアアレトゥーサ 紫苑S1着 ☆京都6着
3着トウショウシロッコ 前年2着、他重賞好走多数 ☆東京7着
ポイント(1)同年の重賞(ローカル)実績が大切で前走条件戦は買いづらい
ポイント(2)福島実績は当然として同じような小回りコースの中山での好戦歴
ポイント(3)前走東京や京都など広いコースでの決め手勝負に負けていた
ポイント(4)過去10年いくら上記の条件を満たしても57キロ以上のトップハンデは1勝2着1回
本命にはダンツホウテイを狙う。7歳になるが今年に入って今回と同じ2000mの中日新聞杯、新潟大賞典で2着したように本格化気配を漂わせている。とくに新潟大賞典はそれまで空下手とされてきた渋馬場での好走。前半5F59.0と速めの流れを2番手で追走し粘り込んでおり地力強化が著しい。
福島コースは条件馬時代に走って(4)(2)着で悪くないし中山実績こそないが北海道でも結果を出しているし同じスパイラルカーブの小倉大賞典では上がり最速で0秒1差4着しており適性の面においても心配はない。※過去の七夕賞と福島記念の惨敗はそれぞれ競馬場が異なるのでくれぐれも注意。
前走の富士S(12着)は休み明けで仕上がり途上だったし現状のダンツホウテイには短いマイル戦での記録だから度外視できる。むしろ抵抗も多少あった0秒8差負けが絶妙だ。ダンスインザダーク、スペシャルウィーク、ステイゴールドなどスタミナ系SSが滅法強いレースでマンハッタンカフェ産駒も合っているし1週遅れの太宰Vに期待したい。
ケイアイドウソジンは七夕賞で接戦の4着。大外枠でハナを奪えなかったが2番手から我慢のレースが出来て中山でもディセンバーS1着や中山金杯5着があるように直線の短いコースは合っている。新潟記念(8着)はスローに落とし過ぎて切れ負けしたが0秒3差。このレース的には期待値は高く、鞍上中舘も頼もしい。
中山巧者ドリームバスケットは重賞実績こそ乏しいが夏に福島テレビオープン2着などでクラス慣れしてきておりこのレベルの相手なら通用していい。不利な大外枠発進だった京成杯AH(10着)はオミット。勝ち味に遅いがミッキーパンプキンは安定して走れるようになっており先行力が生かせる当舞台は良さそう。人気のトップハンデ勢は斜め目線で疑ってみた方がいい。