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2012/11/30 18:10

金鯱賞

またひとつ季節感が失われた。よりによって伝統のG2が改悪の犠牲になるとはやはりJRAどうかしている。初夏の眩しい太陽の下を爽やかに駆け抜けていったタップダンスシチーや大雨の中チートを発動したルーラーシップの思い出も流れた時間以上に遠い過去の記憶なってしまうのは残念すぎる。

有馬記念の前哨戦の役割を担っての移動だが宝塚記念を目標に始動する一流馬が揃った以前とは違いジャパンCが終わったばかりだし次週には朝日CC、同日のステイヤーズSに回る馬もいる。天皇賞(秋)で結果が出ず暮れに向けて再浮上を目指す馬や上がり馬の腕試し的なレースにシフトしていくだろう。

メンバーも混戦模様だが馬場状態も気になる。夏開催はやたら時計の掛かった春とはうって変わって高速馬場にチェンジした。JRAの発表によると今開催は野芝6?8cm、洋芝10?14cm。夏の開幕週が野芝8?10cm、洋芝12?16cmだから更に刈り込まれており時計は速くなりそうだ。

長きに渡って共闘してきたアーネストリーの登場となるが今週の坂路が【4F56.8-3F41.1-2F27.0-13.6】ロードカナロア(4F52.7)カレンチャン(4F52.9)でさえこの時計になるほど馬場は悪かったがさすがに往時の迫力は薄れた。左回り(というより直線の長いコース)も冴えない。今回は完全復活の日を祈りつつ断腸の思いでヌケとした。

直線の末比べは必至。アンドロメダSで出遅れ+仕掛け遅の二重奏だったアドマイヤラクティだが直線では最速の上がりで猛然と追い上げ3着を確保。昇級戦としては上々で直線の長いコースへの舞台替わりも好材料だが通算成績【5-4-3-3】が示す通り安定感の一方で詰めの甘いタイプでもあるので安易な頭への希望は禁物。

そのアドマイヤラクティ垂水Sで完勝しているロードオブザリングへの評価が低く妙味十分とみてこちらから入りたい。スタート直後に挟まれて後方待機を余儀なくされたが前半5F60.7でペースが緩んだとみるや3角過ぎから徐々に進出を開始して外目を回りながらも直線は抜群の手応えそのままに一気に突き抜けた。

ダコールマルカボルトなどすでに準オープンを勝ち上がっている馬も多数出走していたレースでレベルが高かった中で普段の先行策から新味での結果は自信にも繋がったはずだ。京都は得意とはいえ京都記念2年連続5着の実力は伊達ではなかった。アンドロメダS(6着)は休み明けだった分デキが今ひとつだったが終いは脚をしっかり使った。

叩かれて気配は上がってきたし頭数のわりに先行馬も少ないからレースは組み立てやすい。主役不在で実質G3の相手関係を考えれば通用していい。陣営は左回りを懸念しているが青葉賞(14着)は素質だけで走っていた時期だし信濃川特別(7着)も0秒3差だから見限りは早計だ。12?2月は【3-2-1-4】で冬場にも強い。

夏に本格化したアスカクリチャンが単穴。七夕賞はそれまで全く実績のなかった距離での大激走でフロック視されていたが異なる適性を要求された新潟記念(3着)で57キロを背負って再度好走を決めたのは力をつけた裏付けだ。福島記念(10着)は4角手前で反応が怪しくなったように復調途上だったし度外視。鞍上は今年中日新聞杯を勝った松山弘平

3歳からは皐月賞4着と6着が出走してくるが骨折明けの菊花賞で惨敗したコスモオオゾラより連勝中の勢いを味方にサトノギャラント。2戦連続で33秒台前半の末脚を駆使して差し切っていてノベンバーS「1分45秒8」は一線級が集まった開幕週の毎日王冠に0秒8劣るだけで成長力を加味すればここでは互角以上の計算が成り立つ。

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