723件のひとこと日記があります。
2012/12/14 16:17
リゲルS・ディセンバーS
日曜夕刻。久々の的中に胸を撫で下ろし、まったりとした黄昏を過ごしていた(この時期は実際真っ暗だけど)ところ自宅に筆者あてに一本の電話・・・。個人に一台は当たり前の携帯時代に親世代ならいざ知らずわざわざ自宅に掛けてくる奇特なやつは何者か。別に疾しいことはないのだから堂々としていればいいのだが予期せぬ方向からの槍にはいつだって弱い。
相手を聞くと毎○新聞だという。ますますわからん。
が、詳しく聞けばなんてことはない。来る選挙の世論調査だった。たしかに世論調査、出口調査の類いは誰を対象にしているのか不思議に思っていたが本当に無作為だったのかとひとつ疑問が氷解した。約10個程度の質問に口頭で答えて滞りなく終了した。そう今週の日曜は大事な国政選挙なのだ。
正直、どこが政権を握っても大して差はないと思うが有権者は参加した方がいい。有馬記念ファン投票で90474票を集めたオルフェーヴルの回避は事情を考えればやむを得ないがそれと比べモノにならないレベルの人間が投票する国政選挙に臨む政治家たちに改めて票の重さと責任を自覚させるべきだ。
まあどのみち、政治家、地震予知家、天気予報士という口先だけのまやかしが罷り通る三大チョロイ商売に振り回される方がどうかしている。詐欺師と違うのは表立って活動しているかどうかだけである。あ、競馬予想家もか。
ちなみに毎○新聞の調査結果は火曜付けで掲載された模様だがうち朝○新聞です。
週末、天気は下り坂。阪神は今夜から、中山も明朝には降り出してきそうな予報だが量自体は多くなさそうなので悪化しても稍重と想定したい。
リゲルSは3歳マウントシャスタで降参。ゴールドシップの強さだけが目立った菊花賞だったがマウントシャスタもかなり強気に攻めており着順以上に中身が濃い。1000m60.9-2000m122.1(61.2)道中13秒台のラップがない緩みのない展開、中団で折り合いに専念し流れに乗ったがゴールドシップに仕掛けを察知し残り800mから進出開始。
息の入りにくいレースで上がり4Fも12.2-11.9-11.8-12.4。これでパフォーマンスを維持して伸び続けるのは至難の業。2週目の3角通過が7番手以降の馬が1?8着を独占したことが物語っている(だからゴールドシップの持久力は際立つ)4角先頭で直線はバテたが実力は十分示した。マイルがベストとは思えないが得意の阪神でこの相手関係なら確勝級だろう。
チューリップ賞の当時のデキにあればハナズゴールの末脚が相手筆頭。陣営の管理能力かそれとも馬自身が持ってないのかとにかく運から見放されているが「53Kg」は有利。一発あるなら単勝回収率、複勝回収率ともに優秀な数字を叩き出しているキングカメハメハ産駒のカネトシディオス、直線の長いコースだと脚の使いどころが難しいがC.スミヨンで新味が期待できるダローネガも連下一考。
ディセンバーSにも重賞実績のある3歳馬が2頭。勢いは菊花賞で4着に善戦したベールドインパクト。全く長丁場向きの気性ではないが道中なんとか辛抱していたように春先よりはずっと精神面で大人になってきているし京都新聞杯2着、きさらぎ賞3着、すみれS1着がある非根幹距離も得意だが今回は状態がひと息。
同じ菊花賞組のマウントシャスタは中間6本の時計を出し直前も3頭併せを消化するほど元気だがベールドインパクトは中間3本で追い切りが坂路で馬也。激戦の疲労を否定する根拠に乏しい。中山では京成杯を勝っているベストディールは長期休養明けのセントライト記念11着後に脚元の不安で再度仕上げ直しでこれも本調子にはない。
注目したのは松山康厩舎の2頭出し。ヤングアットハート(北村宏司)は実績で少しリードするが本来広いコースで力を発揮するタイプであり斤量も他馬より背負う。社台の要請も可能だったはずの内田博幸が騎乗するモンテエンが狙いとみた。春に福島民報杯0秒1差(3着)メイS0秒2差(3着)があるようにオープン特別で差はない。
決め手勝負だと劣るから早めに仕掛けて粘り込める中山は【2-1-0-1】唯一連対を外したのが昨年のディセンバーS(6着)でスタートが遅く後手に回って直線もどん詰まりという最低の騎乗を某騎手がやらかしながら0秒4差だった。内田騎手なら信頼できる。半年ぶりでも稽古はしっかり積んでいるしいきなり能力全開の舞台となりそうだ。