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2012/12/23 12:23

有馬記念



馬名 性齢 負担
重量
騎手 厩舎 単勝
オッズ

1 1 牡5 57.0 岩田 橋口 40.0 13
1 2 牡5 57.0 三浦皇成 藤原英 7.9 3
2 3 牡3 55.0 スミヨン 友道 15.1 7
2 4 牡7 57.0 福永 佐々木 54.5 14
3 5 牡9 57.0 田中勝 伊藤正 106.1 16
3 6 牡4 57.0 ルメール 池江 23.7 10
4 7 牡5 57.0 北村宏 上原 34.0 12
4 8 牡5 57.0 武豊 池江 22.1 8
5 9 牡5 57.0 ウィリア 角居 4.4 2
5 10 牡5 57.0 ムーア 11.4 4
6 11 牡5 57.0 蛯名 池江 31.8 11
6 12 牡7 57.0 田辺 音無 82.8 15
7 13 牡3 55.0 内田博 須貝 2.9 1
7 14 牡5 57.0 石橋脩 中村 22.4 9
8 15 牡4 57.0 柴田善 二ノ宮 12.9 5
8 16 牡4 57.0 横山典 藤沢和 15.0 6

2012年の競馬を牽引してきたオルフェーヴルジェンティルドンナは不在となった有馬記念。よくも悪くも未知数の3歳二冠馬ゴールドシップが押し出された1番人気の感は否めず、そうならざるを得ない状況を作り出しているのは古馬陣の頼りなさ。最強と持てはやされながら煮え切らぬ個性派擁する5歳世代の大将格がぬるま湯に浸かってここ一番の勝負を理解していない出遅れ連発で無鉄砲のルーラーシップ

86年以降、過去26回の有馬記念において

前走ジャパンCで掲示板(1?5着)だった5歳以上の馬は【0-0-3-14】

17頭中1?3番人気に支持された馬は9頭いたが【0-0-0-9】

98年5歳エアグルーヴ   2番人気5着 前走ジャパンC2着(前年有馬記念3着)

01年5歳メイショウドトウ 2番人気4着 前走ジャパンC5着(前年有馬記念2着)

01年5歳テイエムオペラオー1番人気5着 前走ジャパンC2着(前年有馬記念1着)

03年6歳タップダンスシチー2番人気8着 前走ジャパンC1着(前年有馬記念2着)

05年5歳ゼンノロブロイ  2番人気8着 前走ジャパンC3着(前年有馬記念1着)

07年6歳ポップロック   2番人気5着 前走ジャパンC2着(前年有馬記念2着)

08年5歳マツリダゴッホ  2番人気12着 前走ジャパンC4着(前年有馬記念1着)

11年5歳ブエナビスタ   2番人気7着 前走ジャパンC1着(前年有馬記念2着)

11年5歳トーセンジョーダン3番人気5着 前走ジャパンC2着(前年有馬記念5着)


錚々たるビッグネームもピークを過ぎての消耗や疲弊には成す術なく破れ去ってきたという究極のデータだ。ルーラーシップの場合は偉大な母エアグルーヴでさえ有馬記念は(3)(5)着という相性の悪さに加えて大跳びの走法だから成績ほど小回りへの適性もないし今回は船首まで沈没する。地味にデータ抵触のダークシャドウも消せる。

しかし大駒を処理したところで5歳は全出走馬の半分を占めるだけにさすがに全滅は考えにくい。なにせ油がたっぷり乗るはずの4歳の出走が3頭に留まり、しかも発展途上で脆弱なひよっ子ばかり。ひと癖もふた癖もある集団を捻る逆転の一手もナカヤマナイトのピンク帽で暗に勝負圏内からのフェードアウト宣告により潰えた。中山巧者ぶりとローテーションを評価してもこれでは抑えが妥当な線。

ならば次代を担うはずの3歳二騎が鬼の居ぬ間に天下獲りか。折り合い優先、末脚温存。ゴールドシップは現代の菊花賞の概念を突き破るべく向正面から進軍し持久力勝負の肉弾戦に持ち込む力技。相手に恵まれたとはいえ非常に優れた個体能力なしには有り得ない。久しぶりに見る泥臭い菊花賞は有馬記念でも通用していた頃の時代と重なる。ブライアンズタイム産駒スカイディグニティが台頭してきたのも偶然ではない。

この2頭は戦えると判断したいがより上位とすれば厳しいレースを経験して大化けの可能性が高いスカイディグニティ。父はナリタブライアンマヤノトップガンシルクジャスティスと3頭の優勝馬を輩出しており滅法強かったレース。セントライト記念2着で中山の特殊なコース設定に実績があり有利に運べる3番枠でC.スミヨンなら一発が狙える。

しかしまだ終わらない。落とし処はこの先。人気馬は消したが大挙した5歳勢が黙ってはいない。天皇賞(春)天皇賞(秋)では空気化していたビートブラックエイシンフラッシュが気楽な立場で大仕事を成し遂げたようにすべては「ノンプレッシャー」から。目指すは21世紀のナイスネイチャではない。勝利を求めてGPはトゥザグローリーに◎をうつ。

有馬記念で2年連続3着がありながら低評価なのは宝塚記念3秒8差12着、天皇賞(秋)3秒1差18着、JCD1秒7差12着が原因。成程これでは一部の天邪鬼にしか支持されない。しかしもう周知の事実だが夏場にかなり弱くて気温の低下と共に成績も上昇するタイプで厳寒期とされる12月?2月の芝2000m以上では【3-0-2-0】で抜群の安定感を誇る。今年もまた得意の季節の到来で前走時から体調アップが著しく夏負けで仕上がりが遅れた秋初戦とは雲泥の差。

そして調教でも効果があったチークピーシーズの実戦初装着でお膳立ては整った。過去2年で先着を許したのはヴィクトワールピサブエナビスタオルフェーヴルら超一流ばかり。今年のメンバーで勝てない理由など存在しない。筆者のグランドフィナーレを華々しく飾るには博打の醍醐味である常識破りの一手しかない。

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