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2012/12/24 14:45
阪神C
いよいよオーラスだが有馬記念でトゥザグローリーが断トツの最下位に沈み、ギャラクシーSではフサイチセブンがスタートで競走拒否にも近い落馬(是非パトロールビデオの視聴をお勧めする)手酷いダメージを受けてもうわたしのライフは0よ!というわけで最終日を待たずして今年の競馬納めとなった。
振り返れば下半期にかけてかなり苦しい年だった。春先は飛ぶ鳥落とす破竹の勢いで絶好調と言うに相応しい予想だったが好事魔多しで5月のあるレースを境に奈落に突き落とされ地獄をみた。調子のいい時にこそ慎重にという言葉がこれほど身に染みたこともなかった。それに伴い周囲の人たちには公私にわたって年間通して多大な迷惑をかけてしまったことをこの場を借りてお詫びしたい。同時に感謝の気持ちも伝えたい。
競馬も支えてくれたとまでは言わないが欠かせないものだと再認識した。数多くの馬とレースに出会って思い出も片手には収まらないが最も印象深かったのはやはりフェノーメノの活躍だった。デビュー当初から共に追いかけた大きな夢には届かなかったが着実に成長を重ねていく姿には胸打たれた。来年こそ悲願のG1獲りだ。
阪神Cは残念ながら参加こそできないが還元の意味も込め少しでも助けになればと考えて予想した。毎年のようにマイルCSで負けた組の巻き返しがあるレース。過去6年3着以内18頭中4角7番手以下が13頭もいるようにペースも上がり差し馬が台頭しやすい。ごちゃつきやすい内枠よりスムーズに脚を伸ばせる外枠だとより確率は高い。
◎レオアクティブは京成杯AHで世界レコードを叩き出したが内枠でうまく流れに乗って直線もロスなく経済コースを通ったのが大きくハマった勝利に近い。マイル通算【1-0-1-3】が示すように世界レコードは高速馬場の産物に過ぎなかった。ベストは間違いなく【2-3-0-2】の1400mで連を外したのは休み明けで道悪だったファルコンS(4着)と前残りで競馬にならなかったスワンS(9着)
その2戦でも0秒5差だから大崩れはしていない。近2走が京成杯AHの反動なのか勝負を投げた後方待機なのか掴みづらいが結果的に乗り難しい条件だったのは確かで再考の余地は大いにあるはず。シルポートがいれば極端なスローにはならないし不利の少ない大外枠は強烈な末脚を発揮するに絶好。この人気なら横山典弘の決め打ちに賭ける価値がある。
本線は昨年優勝の○サンカルロ。高松宮記念でロードカナロアに先着する2着に食い込むなど短距離でのポテンシャルは非常に高いが如何せん守備範囲が狭い。ただ阪神1400mでは【2-1-2-1】と一変これが全て重賞での記録だから恐れ入る。スローだった一昨年は差し損ねたが前半3Fが33秒台になれば確実に脚を使って連覇も視野。
キャピタルS(4着)は位置取りの差で前に届かなかった▲クラレントも富士S快勝の内容から見限るのは早計。半兄リディルはスワンSを勝っており距離短縮にも対応できそうだし末脚の持続力が要求される影響かダンスインザダーク産駒の相性も良くて過去には08年1着のマルカフェニックスや07年2着のジョリーダンスを輩出している。
先行勢で拾うなら阪神で3勝2着3回の△オリービン。スワンS5着(0秒2差)京阪杯7着(0秒3差)も大崩れはしていない。小回りを粘着するパワーがあり阪神替わりは好材料。CBC賞以降ひと息のマジンプロスパーもスムーズに競馬できれば今年の阪急杯の覇者で怖い存在。あとは内枠で鞍上の腕が鍵も昨年3着のフラガラッハと適性自体は高そうなブライトラインの追い込みを抑えておきたい。
さてこれで2012年の予想納め。相変わらず年間通して好不調の波が激しく迷惑をかけてきたがこれでいいのだと開き直ったら槍が飛んでくるであろうか?レースを楽しむのは勿論だがレースをしていない時の方が圧倒的に長いわけでその時間を推理や妄想で目一杯楽しむのも競馬の醍醐味。時間をかけて絞り出してきた穴馬たちには誇りを持っている。そういう過程も含めて競馬と向き合えば長く続けていけるはずだ。
最後になりますが拙い文章に誤字、脱字などお見苦しい点も多々あったとは思いますが今年もご愛顧いただきまして有り難うございました。来年もお付き合いいただけたら幸いです。ではまた金杯でお会いしましょう。