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2013/01/06 12:12
シンザン記念
京都は案の定仮柵が外された馬場のいい内ラチ3頭分を通った馬が断然有利で外を回った差し馬は壊滅状態。過去5年のシンザン記念で5枠?8枠は[0-0-2-38]1番人気が3頭いて09年ミッキーパンプキン(4着)11年ドナウブルー(5着)12年トウケイヘイロー(4着)いずれも大敗ではないだけ余計を悪意を感じる酷い成績になっている。
能力接近のメンバー構成であれば俄然内枠の馬を絨毯爆撃でいい。絶好枠を引いてしまったエーシントップを消す理由がなくなったのは残念。京王杯2歳ステークスの内容からスムーズに行けばこの馬場なら1F程度は止まらないだろうしマイネルラヴやプリサイスエンドなどダート血統が粘れるレース。さすがに上位は必至。
エーシントップとの比較なら朝日杯FSで0秒1差だったネオウィズダムにも白羽の矢。朝日杯FSは前半から出入りが激しく3F33.9-4F45.4でかなりの急流。向正面ではマイネルエテルネル以下を振り切ってエーシントップがハナに立ったが3角で再び主導権争い。そこで先頭に躍り出たのがインの好位に収まっていたネオウィズダム。
ハミを噛んで制御不能になったというのが内幕で決して褒められる競馬ではないが途中からHラップを引き受けて終いも大きくバテていないのは大したもの。デビュー当初は1800mに使われていながら1400mに短縮のからまつ賞を勝利したように気性面に課題を残す馬でマイルはぎりぎりだが岩田騎手なら我慢させて今度はエーシントップとの共存も可能。
土曜の金杯では血統面で注目していた母父Caerleonのダノンシャークが優勝しサウンドオブハート、ブリッツェンも掲示板を確保したようにこの時期の適性が高い。ネオウィズダムは父がネオユニヴァースで京都マイルを走るにはアクが強すぎ気もするが母ゴレラが優秀なマイラーだったし母父父Caerleonで相殺を期待。前走のダメージも少なく乗り込み開始も早く仕上がりも上々。エーシントップとの人気差を考えればこちらを本命視する。
連勝中のタマモベストプレイはご存知タマモホットプレイやタマモナイスプレイの全弟で屑のでない良質な血統。初距離だがマイルは持つだろうし秋明菊賞で負かしたティーハーフが朝日杯FS5着の比較からも能力は足るがいまひとつインパクトに欠けるのは全く前進のなかった時計面。これならば秋明菊賞を0秒8も凌ぐ好時計で同週の新馬を勝ったエールブリーズが特注。
全体的に粗が目立ち完成度は低いが3F目から11秒台を刻み続けた新馬、直線だけで差し切った未勝利、外を回ってマイネルホウオウと0秒1差のひいらぎ賞、どれも見所のある将来性を感じさせるレースをしている。冒頭で説明したように差し馬は不利でオルフェーヴルやマルセリーナ級が要求されるがソルジャーズソング(高松宮記念3着)の半弟という血統背景を考えても素質は高いはず。中団につけて内を巧く捌ければ一角崩しもある。