723件のひとこと日記があります。
2013/01/20 00:31
AJCC
牝馬3冠を達成したジェンティルドンナやダービー馬ディープブリランテ、皐月賞2着のワールドエースなど昨年クラシックに有力候補を次々と送り込んだディープインパクト産駒。取捨が重要な季節がやってくる前に芝の重賞成績を抽出し改めて考察してみたい(13年日経新春杯終了時点)
中山【2?6?5?31】
11年ラジオNIKKEI賞 フレールジャック
12年京成杯 ベストディール
東京【8?10?9?47】
11年安田記念 リアルインパクト
11年東京スポーツ杯2歳S ディープブリランテ
12年クイーンC ヴィルシーナ
12年オークス ジェンティルドンナ
12年日本ダービー ディープブリランテ
12年目黒記念 スマートロビン
12年エプソムC トーセンレーヴ
12年ジャパンC ジェンティルドンナ
阪神【8?7?11?49】
10年ラジオNIKKEI杯2歳S ダノンバラード
11年桜花賞 マルセリーナ
11年阪神JF ジョワドヴィーヴル
11年ラジオNIKKEI杯2歳S アダムスピーク
12年毎日杯 ヒストリカル
12年桜花賞 ジェンティルドンナ
12年マーメイドS グルヴェイグ
12年ローズS ジェンティルドンナ
京都【7?8?7?44】
11年きさらぎ賞 トーセンラー
12年シンザン記念 ジェンティルドンナ
12年京都牝馬S ドナウブルー
12年きさらぎ賞 ワールドエース
12年京都新聞杯 トーセンホマレボシ
12年秋華賞 ジェンティルドンナ
13年京都金杯 ダノンシャーク
ローカル【2?3?4?13】
12年ラジオNIKKEI賞 ファイナルフォーム
12年関屋記念 ドナウブルー
通算【27?34?36?184】
ざっと見て思うのは重賞に限った事ではないがやはり中山の成績が悪く陣営も避けている節があって出走自体極端に少ない。直線が短い小回り+荒れやすい馬場で最大の持ち味である末脚の爆発力が封じ込められてしまうケースが多い。他の競馬場ではチャンピオン級の距離で満遍なく結果を残しており優秀と言える。東京2400mや阪神1600、京都1800mなどでリピートしている傾向も見逃せない。
全体的に良好で順風満帆と言えそうだが影を落とすとすれば古馬での成績か。
2歳【4?5?3?22】
3歳【17?20?23?127】
古馬【6?9?10?35】
古馬は実質ひと世代だが3歳時の華々しい成績からすれば確かに物足りない感じはある。ダノンシャーク、ドナウブルー、ダノンバラード、トーセンレーヴなど古馬重賞の常連はかなり偏り気味で素質の高い馬はクラシックをピークに故障してしまう面も少なからず影響している。幸か不幸か上記4頭でクラシックを2戦以上した馬はいない。
さて長々と綴ってきて結論は何?と問われると痛いがクラシック戦線の方向性確認でも悪くないがAJCCで勝ち味に遅いダノンバラードを少しでも後押しする材料を探して華麗な前フリとしたかったのだが不発。むしろ本命からは遠ざかったが古馬でも頑張る頑丈なディープ産駒で軸安定(3連系の)としたい。
金鯱賞(8着)はモタれる癖を考えると最内枠では逃げざるを得なかった。右回りはだいぶまともに走れるし今度はしっかり脚を溜めて反撃に転じたい。F.ベリーの手綱にも期待。ルルーシュはゼンノロブロイ産駒の中山実績の薄さを考えるとこの舞台は向かない気がしてならない。
本質的には2000mまでの馬だと思っているし調教過程をみると太めが残った前走から絞れていない様子で配当的にも勝負消し。相手は不器用な追い込み脚質とは裏腹に中山2戦2勝のアドマイヤラクティと前走のクリスマスカップがマツリダゴッホから中山の神を継承するべく相応しい勝ちっぷりだったサトノアポロ、昨年3着で非根幹距離巧者のゲシュタルトも注意しておきたい。