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2013/01/25 19:30

クロッカスS

AJCCの裁決が大きな波紋を呼んでいる。今年新たに導入されたルールの曖昧さ、不透明さが浮き彫りとなる残念な結果だ。この件に関しては多くの専門家が持論を展開しており、正直扱う予定もなかったのだが責任のある立場にいる人間の意見はあくまで表向きであり建前に過ぎない。制度の欠陥には言及しているが本音の部分は隠されている。

ここでは一般的なファン、いやそれよりも独自的かつ個人的な意見を述べさせてもらいたい。まず大前提として当事者以外はあまり関係ないのではないか?と感じた。今回のケースで当事者とは主にダノンバラードトランスワープが馬券の運命を握っていた人々、純粋に応援していた人々もそれぞれ気持ちはあると思うがひとまず馬券購入者の視点に立ちたい。

ダノンバラードの頭を買っていた人間からすれば「ルールに則っている」「結果は妥当だ」と言うだろう。トランスワープの頭を買っていた人間は「納得できない」「降着処分があってしかるべき」と言うだろう。馬券が的中すれば嬉しいし、不利によって泣けば悔しさや怒りがある。だがこれは己の利害によって動く俗物的な危うい心理である。

当事者以外は関係ないと言うと言葉尻を捉えられるかもしれないがレースを観ていた大多数が興味を示すことであっても馬券第三者はあくまで野次馬的立場にしかなり得ない。現に筆者はダノンバラードを本命に予想していたが馬券は購入していなかったため、事の成り行きを冷静に見守って振り返るだけであった。ここに主観的感情の介入する余地はない。

たとえ後味は悪くても馬券が的中して悲しむ偽善者はほぼいないはず。そして絶対的に責められない。降着制度は昔からあった。覆しようのない決定だ。ただ一つ肝に銘じておきたいのは『明日は我が身』だという事。今回明暗を分けた人間の立場逆転が今週にでも起こり得る。当然、今回は客観的に状況を眺めていた第三者が巻き込まれる可能性もあるのだ。

まあしかし本来真っ先に議論されるべきはお客であるファンが振り回され、一番の被害者、犠牲者になっている点。これが蔑ろにされているのが最大の問題である。それでもJRAが新ルールに正当性を求めて導入したわけだから我々は従うしかない。新ルールの前途は多難だが今回の件を明確な基軸として用いて一貫性のある裁決を望みたい。

クロッカスS
中心は朝日杯FS5着のティーハーフ。前半3F33秒9-4F45秒4の急流を後方に控えて進み、直線はロスなく馬群を捌いて上がり最速の35秒5で上位に迫ったが思いの外、前が止まらなかった。展開頼みである追い込み馬の宿命だ。ただ距離に不安があった中で武豊の騎乗は最善だったと言える。

今回は距離短縮で相手弱化。前走後もここ目標に調教を積んでおり抜かりはないが開幕週の少頭数でスロー濃厚だと差し届かずは十分ある。500万勝ちはワキノブレイブプレイズエターナル。特にプレイズエターナルかえで賞ティーハーフを負かしているが休み明け+初距離+出遅れ癖+大外と課題ばかり。

これなら同舞台のくるみ賞勝ちで安定した距離実績のあるワキノブレイブマイネルラヴ産駒はこのコース勝率、連対率こそ微妙だが単回収率176%、複回収率97%ある。◎は伏兵シーブリーズライフトレンドハンター(桜花賞3着)の近親で父が菊花賞2着のアドマイヤジャパンだと中距離馬っぽいが母系のタイキシャトル×Storm Catが強くメイショウボーラーに近い走りで短距離向き。

新馬(新潟芝1400m)でワキノブレイブに勝っているし好時計だったカンナSでも0秒3差2着、福島2歳ステークスも0秒1差3着でこのクラスでもスピードは通用する。負けたのは開幕週で出遅れたサフラン賞(7着)と距離が明らかに長かったアルテミスS(16着)1枠から経済コースを先行すれば勝ち負けに持ち込める。

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