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2013/02/03 00:00

東京新聞杯

厳寒期に使ってくるのはまず目先の勝利に拘る必要性があるに他ならない。ドナウブルーリアルインパクトのように早々と目標を春に設定している高みの見物仕上げでは乗り切れない。高齢馬や頭打ちの惰性による賞金稼ぎもお断り。近況と意欲の高さ、そして素直に東京マイルの実績を評価していきたい。

トライアンフマーチは7歳になるが脚元の不安で1年以上の休養が2度もあった関係で今回が20戦目だから馬は若い。皐月賞2着の実績も持っているが母キョウエイマーチが得意としたマイルに主戦場を移して才能が開花したのが3歳秋?4歳春。キャピタルSできっちり差し切ると10年東京新聞杯は前半4F46秒6-上がり3F11秒0-11秒2-11秒7=「1分32秒3」を0秒2差2着。

そして圧巻だったのがマイラーズC2着から挑んだ安田記念。外から勢いよく飛び出したエーシンフォワードマイネルファルケリーチザクラウンが絡んで前半3F33秒6-4F44秒9、「1分31秒3」のレコードが記録された昨年の安田記念が前半3F33秒8-4F44秒9だからそれを上回る激流。

この2Rに共通するのは上位が4角10番手以下の差し追い込み馬で決着する前崩れ。トライアンフマーチはこの厳しい展開を3番手の追走、直線で先行勢が力尽きて失速するのを尻目に鞭をバシバシ入れられて残り200mでは先頭に並びかける驚異的心肺能力の高さと底力。G前で捕まってしまったがショウワモダンから0秒2差4着は内容が濃い。

時計面の比較で価値があるのは当時3着だったスマイルジャックと昨年5着ガルボ、6着リアルインパクト(11年安田記念優勝)12着ドナウブルーあたりだがスマイルジャックは峠を越しているしリアルインパクトドナウブルーは冒頭の通り本調子にない。一番可能性がある東京新聞杯連覇を目指すガルボも昨年5番→18番、56Kg→58Kgでは心許ない。

このメンバーの東京マイルでは頭ひとつ抜けている。激走の反動で前途が絶たれたのは何とも皮肉だが戻ってきた得意舞台。苦痛に顔を歪めるか否か。掛かるほど前向きな気性のトライアンフマーチなら闘志に再点火させるだろう。消耗する脚部との相談だから一戦必勝態勢。京都金杯(2着)では岩田康誠でも持って行かれたほどの頑固者。扱いは難しいが鞍上に抜擢されたのは『志願』の横山典弘(癖馬名人)これで勝利は確信した。

相手筆頭も東京マイル実績豊富な○クラレント。富士Sの前半3F34秒4-4F45秒9で上がり3F11秒3-11秒6-11秒9=「1分32秒4」もG3レベルなら十分足りる。キャピタルS(4着)は内伸びが顕著な馬場で早仕掛け気味になって直線も外を伸びつつ最後脚が上がってしまった。今度は内目のいい枠を引けたしロスなく立ち回って巻き返せる。

伏兵は長期休養を叩いた▲レッドスパーダ。東京マイルは[3-1-0-2]で3年前の東京新聞杯では◎を負かしている。3着を外したのは内で揉まれこんだ富士S(15着)と久々だったキャピタルS(6着)で着差もそれぞれ0秒6差、0秒4差だから着順ほど内容は悪くない。持ち時計「1分32秒1」も申し分ないし中間の気配も上昇を感じさせる一頭。

ダイワマッジョーレはダービー3着ハイアーゲームの半弟で父がダイワメジャーに替わった分、小脚の使える器用なタイプになったがダイワメジャー産駒で唯一東京重賞を勝っているカレンブラックヒルのようにナスキロのクロスを持っているわけではないから東京マイルで動くにはもう少し素軽さが欲しいところ。絶好の枠と目下の充実度を評価しての4番手。

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    2013/02/03 20:32 ブロック

  • waleyさんがいいね!と言っています。

    2013/02/03 07:21 ブロック