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2013/02/09 00:00
デイリー杯クイーンC
過去9年東京施行(03年中山)の優勝馬は(1)2勝(2)重賞連対(3)オープン特別連対のいずれかを満たしており実績が直結する重賞※以下優勝馬の年度、馬名、主な実績、クイーンCでの人気
04年ダイワエルシエーロ 紅梅ステークス2着 ★1人気
05年ライラプス デイリー杯2歳ステークス2着 ★1人気
06年コイウタ オープン特別2勝 ★1人気
07年イクスキューズ ファンタジーステークス2着 3人気
08年リトルアマポーラ 2勝馬 ★1人気
09年ディアジーナ 2勝馬 4人気
10年アプリコットフィズ フェアリーステークス2着 ★1人気
11年ホエールキャプチャ 阪神JF2着 2人気
12年ヴィルシーナ 2勝馬 2人気
03年のチューニーを含めた過去10年で1番人気は【6-2-0-2】で掲示板を外したのは一昨年のダンスファンタジア(6着)だけでとにかく経験の有無は大きい。実は連対に網を広げても条件を満たしていなかったのは05年ジョウノビクトリアと08年ライムキャンディのみで前者は京成杯5着、後者は1戦1勝だった。
今年のメンバーだと4頭が条件に該当するがケンブリッジナイスは地方からの参戦で芝自体が初めてでは苦戦は免れないし芝での連対経験がないタプロームも荷が重い。自ずと浮かび上がる答えはコレクターアイテムとウキヨノカゼ一点。単純明快、本命党万歳である。これにて一丁上がり。
・・・で納得されないのは百も承知。コレクターアイテムは同舞台のアルテミスSをレコード勝ちして阪神JFでは1番人気にも推され王道を意識させたが僚馬ローブティサージュに後塵を拝したことで脇役に降格し使い分け(ローブティサージュはチューリップ賞予定)の憂き目で青写真に狂い。賞金は足りているから当然仕上げてはいない。ウキヨノカゼも前走内容、血統背景ともに威張れないしビュイックも東京コースが掴めていない印象。よってデータに一石投じる余地はあるとみた。
内枠に魅力のある馬もいるが◎はオーキッドレイにうった。伏線はデビューから4戦一貫して牡馬相手の競馬である事。あくまで距離適性に配慮した路線と陣営は話すが自信が無ければこの使い方はできない。実際エピファネイア(ラジオNIKKEI杯2歳S)インパラトール(萩ステークス)アドマイヤドバイ(きさらぎ賞3着)錚錚たる相手に互角以上。
前走の菜の花賞は初めてのマイル戦+牝馬限定。2番人気に推されたが不利な外枠で出遅れた上に前半4F48秒6の超スローで上がり3F12秒0-11秒6-11秒4の前残りでは厳しかった。それでも終始外を回らされながら上がり3F2位タイの末脚で0秒6差5着まで詰めたのがオーキッドレイの能力の高さを示している。
2走前の京都2歳ステークスも3角過ぎで先行集団にとりつき直線も一頭だけ大外という荒さの目立つ競馬でエピファネイアとは0秒4差4着。当時ハナ差3着だったテイエムダイパワーは福寿草特別、8着だったサンガヴィーノはビオラ賞をそれぞれ勝っておりメンバーレベルも低くない。本質的には中距離向きかもしれないが牝馬限定ならヴィルシーナのように地力の違いで捩じ伏せる公算が高い。
調教は直前こそ馬也だったが中2週で再度の長距離輸送にも関わらず中間は意欲的に攻めており勝負気配は抜群。母シェルズレイはチューリップ賞2着→桜花賞5着で叔父ブラックシェルもダービー3着など仕上がりの早さに定評のあるクラシック向きの血統。祖母オイスターチケットはテスコボーイ4×3、Hyperion5×5でタフさと粘り強さが持ち味のところにディープインパクトが爆発力を与えれば東京の直線で勇躍主役に名乗りを上げる。
相手はフェアリーS(前半4F47秒7)で展開向かずも上位争いに加わった内枠の2頭。なかでも○スイートサルサはデビューから3戦全て上がり最速の斬れ者でこの舞台でも33秒9が2回ある。前走はオーキッドレイ同様にゲートで遅れ外を捲るレースぶり。これで展開や枠に恵まれた組と0秒1差5着は強いの一言。スタートは不安だが秘める可能性が上回る。東京マイルでデュランダル産駒は[11-2-3-37]で圧倒的な勝率と回収率を誇る。
フェアリーS4着の▲イリュミナンスも東京替わりは歓迎。フラガラッハの半妹で兄は父デュランダル(母の父ノーザンテースト)でNorthern Dancer4×4の影響から上がりの掛かる展開が得意な追い込み馬になったがマンハッタンカフェに替わりアウトブリードになって母系の主張が反映されやすく母スキッフルがトニービン×Nureyev+ハイインローだから東京でも先に仕掛けて追い比べに持ち込めば簡単には止まらないはず。