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2013/02/22 19:00
アーリントンC
朝日杯FS1、2着のロゴタイプ(スプリングS)コディーノ(弥生賞)は既に皐月賞を見据えたローテが発表され現時点でNHKマイルカップを最大目標に照準を定めている有力馬はエーシントップ、ゴットフリートくらい。この時期はあくまでクラシックを目指す、距離適性に縛りを与えたくない、そんな陣営がほとんどだろう。
適性のはっきりしない3歳のマイル重賞だけに少し捻りを加えても衆人納得の組み合わせだがコパノリチャードはちょっと桁違いの可能性大。ここを勝てば卓越したスピードと比類無き勝負根性でマイルCSを連覇したダイワメジャーが2年連続で世代のマイルチャンピオンを送ってくる公算が極めて高くなる。この時点で記録に裏打ちされた強さがある。
11/4 新馬(京都1400m)3F35秒2-4F46秒7 上がり3F11秒6-11秒4-11秒6=「1分21秒3」
【参考】
11/3 秋明菊賞 3F36秒2-4F48秒2 上がり3F11秒8-11秒0-11秒4=「1分22秒4」
10/27 スワンS 3F35秒2-4F46秒7 上がり3F11秒0-11秒2-11秒6=「1分20秒5」
12/2 千両賞(阪神1600m)3F34秒7-4F46秒0 上がり3F12秒1-11秒1-12秒4=「1分33秒4」
【参考】
12/9 阪神JF 3F34秒1-4F45秒9 上がり3F12秒2-11秒5-12秒7=「1分34秒2」
12/15 リゲルステークス 3F35秒4-4F46秒8 上がり3F11秒5-11秒6-12秒4=「1分33秒8」
1/12 白梅賞(京都1600m)3F35秒2-4F47秒1 上がり3F11秒7-11秒3-11秒7=「1分33秒9」
【参考】
1/6 シンザン記念 3F34秒6-4F46秒6 上がり3F11秒9-11秒5-12秒3=「1分34秒3」
1/5 京都金杯 3F35秒3-4F47秒4 上がり3F11秒5-11秒2-11秒8=「1分33秒5」
時計だけ並べても一目瞭然。1戦では根拠に乏しい数字の羅列も3戦全てとなると話は別で文句なしの実力。少なくとも同世代に敵なしの圧倒的スケールを誇っている。白梅賞で後続が5馬身離されたのは周りが弱かったのではなくてコパノリチャードが古馬重賞級の芸当を発揮したからに他ならない。
千両賞で今回も出走するカオスモスの2着に敗れているがHラップを差のない2番手追走、ハナを切ったフミノファルコンが2秒差の10着に沈んでいる比較からも半端ではない能力が伝わる。これらの時計・内容を自ら作り出しているのだから価値がある。スタートは普通だが二の脚が速く無理せずともトップスピードに乗って行けるのは好マイラーの証。
前肢の発達した掻き込むようなストライドで走るから急坂も問題ない。英オークス馬として繁殖で期待された四代母シンティレートは芽が出なかったがBlushing Groom、Caerleon、トニービンとその時代のトップ種牡馬が配合されてきた成果が実ろうとしている。人気必至だが絶好の馬場状態からも頭は不動。確たる主役不在のマイル路線に新風を吹かす快走を期待したい。
相手は当然コパノを千両賞で差したカオスモス。シンザン記念(4着)はグリーンベルトに泣いたが実績ある阪神替わりで反撃確実。適距離とは思えないが父の万能性で仕切り直しのラブリーデイ。2走前の時計が上々のレッドアリオン。買ってもマイル重賞勝ちのあるテイエムイナズマまでだがここは大器コパノリチャードのお手並み拝見といきたい。