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2013/03/15 19:00
ファルコンS
中京の長い直線替わりで◎エールブリーズ自慢の末脚が炸裂する。ここまで1400mでは[1-2-0-1]で前走こそ1番人気を裏切って6着に敗れたが開幕週で出遅れたのが原因。それでも終い詰めて0秒3差なら悲観する必要はない。新馬戦はコパノリチャード相手にエールブリーズも21秒台の決着に対応しておりこちらの能力も推して知るべし。
現状少し距離が長いマイルでもひいらぎ賞0秒1差4着。続くシンザン記念でも脚質の不利を最小限に抑える競馬で0秒5差7着に健闘。前半脚を使った分だけラスト伸び切れなかったが力を示すには十分と言える。2走前の平場戦(京都1400m)は先団で流れに乗った勝ち馬に対して後方から早目に押し上げて応戦したが2着まで。
一番の問題はゲートだがルーラーシップやペルーサなどを見ても癖になってしまうと厄介だけに地力や条件で不安材料をカバーしていく他ない。発馬五分が理想も少々の後手はソロソロ外差しが決まってくる馬場状態で克服可能。フジキセキ産駒で高松宮記念3着など短距離重賞で活躍したソルジャーズソングの3/4同血。半兄とキンシャサノキセキの姿がダブって見える。将来性を感じる大器を先物買いといく。
そのエールブリーズが前走で負けている2/24の500万戦「1分22秒3」は同日の阪急杯「1分21秒0」と比較しても悪くないレベルでこの組はまとめて評価してもいいはず。イーブンペースを押し切った○マンドレイクは1400m[2-3-1-2]で徹底してこの距離に拘ってきた。中京は時計差なしの2着が2度もあるし最近は控えても味が出るようになってきた。
先週のフィリーズレビューを勝ったメイショウマンボと同じスズカマンボ産駒。スズカマンボは天皇賞(春)を制しているようにNijinskyやKey to the Mintなどステイヤーの血を多く内包している種牡馬。サンデーサイレンスの軽さと一緒に遺伝すれば時計の掛かる馬場や消耗戦で台頭する余地は大いにあるはずだ。
芝に替わって安定したのが▲カシノピカチュウ。ダートでは新馬を勝ったきり不発ばかりだったが3走前の同舞台だったなずな賞で17番人気で2着の大穴。2走前の東京も前走の阪神もそれぞれ好走しているからフロックではない。父スタチューオブリバティーはベルモントS覇者のLemon Drop Kidの半弟という血統背景を買われてスタッドイン。Storm Catの系統だし芝に適性があっても不思議はない。
今回が試金石となるのが連勝中の△インパルスヒーロー。三代母がクリアアンバーでアンバーシャダイやイブキマイカグラなどひと昔前の牝系だが底力は上位。追い切りも素軽さ満点だっただけに本物を証明したい。クロッカスS2着のディアセルヴィスの末脚や昨年3着サドンストームの全弟ティーハーフも肉薄する。