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2013/03/16 00:00

フラワーC

今年のクラシックは牡牝ともに混沌としてきた。牝馬路線は阪神JF2着の良いイメージそのままにチューリップ賞を逃げ切ったクロフネサプライズが最有力候補となろうか。これにチューリップ賞の敗戦では見限れない2歳女王ローブティサージュ、フィリーズレビューを制しオークスまでの展望が明るくなったメイショウマンボが追う態勢。

これにエルフィンSを勝った良血トーセンソレイユやTR好走のウインプリメーラアユサンナンシーシャイン、無敗でアネモネSを勝ったクラウンロゼが続く。紅梅Sを勝ったレッドオーヴァルは結果云々より前哨戦であのデキだと本番は出走するだけで精一杯も有り得るだけに脱落したと考えられる。

ただどれも決め手に欠けるから雰囲気的には大波乱となった08年に近いムードが漂い始めてきた。一応のピラミッドは形成されているがジェンガのように隙間や綻びが多く少し突っつくだけで崩壊の危機がある。それは展開だったり、体調であったり、当たり前の要素だがこれに細心の注意を払いながら迎えたい3週後の桜花賞ウィークである。

フラワーCはTR認定こそされていないが04年からダンスインザムード(1着)シーザリオ(2着)キストゥへヴン(1着)など3年連続して桜花賞連対馬を輩出するなど“最終便”として大きな役割を担っている。そしてサンテミリオン(オークス)ブラックエンブレム(秋華賞)など先々を見据えて1800mの距離を意識して使う陣営も多く、クラシックに通じる道がここにある。

カラフルブラッサム(父ハーツクライ)は新馬から牝馬としては少し特殊なローテを組んできて新馬戦(小倉1800m)でヘミングウェイを退けてから、新潟2歳ステークス5着、黄菊賞3着、阪神JF5着、ビオラ賞2着。牝馬限定戦を使ったのはG1だけでマイルも一度のみ。桜花賞はハナから頭に無くて一貫してオークス狙い。

あえて強敵にぶつけて掲示板を外していないのは大したもの。500万以上での勝利経験はないがこれだけ牡馬相手の好走歴があれば限定戦で活きるのは確実。母父がサンダーガルチで半兄にピイラニハイウェイ(浦和記念、佐賀記念)中山の芝は荒れてきて力の要る馬場状態になっているからパワー型の血統も有利。人気でもこの相手関係では譲れない。

キャリアが浅くて計算しにくい面はあるが相手筆頭にはハーモニーフェアを取り上げておきたい。菜の花賞はスタートで立ち遅れて、行き脚もつかず後方3番手を進んで直線も申し訳程度に伸びて終了。力を出し切ったとは言い難い。上がり3F11秒6-11秒1-11秒1の加速ラップで逃げた馬を差した新馬(東京1400m)は強かっただけに評価は保留したい。

当時2着に負かしたヒルノクオリアは500万でも2着しているようにうまく流れに乗れば食い込めるはず。母ファーストチェアは国内外のG1を3勝したアドマイヤムーンの半妹で三代母ケイティーズファーストからもヒシアマゾンスリープレスナイトなどの活躍馬を多数輩出しているように良質な牝系。父シンボリクリスエススピードを補うに不足はない。

順当にテンシンランマンが勝ち抜けた2/23の牝馬限定中山1800mは前半5F61秒7-6F74秒2-7F86秒7のスローで推移しレースは実質11秒4-11秒8の2Fの瞬発力勝負。この流れを4角13番手から最速の上がりで3着まで突っ込んだダイワポライト(父ダイワメジャー)接戦の3着争いに加わっていたスティンガーの仔レッドマニッシュ(父シンボリクリスエス)はペースが速くなる重賞で楽しみが増える。

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