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2013/03/17 12:00

阪神大賞典

ゴールドシップと対になる存在がもう一頭いればナリタブライアンvsマヤノトップガンスペシャルウィークvsメジロブライトナリタトップロードvsジャングルポケットなど古き良き時代の激戦の系譜を辿れたが牝馬でドバイを目指すジェンティルドンナはともかくオルフェーヴルも産経大阪杯での復帰を予定している。

確かに昨年の大失態を引きずる気持ちは分かる。あの気性だと長距離は消極的にならざるを得ない。もう一度あれをやってしまうと引退かもしれないだけに長い活躍を望むファンにとっては結果的に悪くない選択かもしれない。現役最強の呼び声高いオルフェーヴルも“適任”ではないのだから阪神大賞典二強列伝談義に花が咲くのも当分先だろう。

閑話休題。相手関係云々よりこの距離でゴールドシップに勝てる現役馬が果たして存在するのか?オルフェーヴルが前代未聞の理由で1.1倍を裏切ったのが記憶に新しいだけに断言は憚られるが3000m級でゴールドシップは能力的には絶対。菊花賞、有馬記念はともに中弛みのない展開を向正面から驚異のスタミナと持久力で捲っている。

先月中旬に放牧先から帰厩し初時計を1週間後にマークすると順調に調整は進み、1週前の追い切りはゴール前軽く追われて4F52.9-1F13.6を記録。併せた同世代のジャスタウェイを子供扱いした。そして今週はコース追いで【6F79.2-5F64.5-4F51.1-3F37.4-1F12.3】相手が戦意喪失するレベルの豪快なデモ。以前は動かなかったが明らかにもう一段階進化を遂げている。視界良好の船出となる。

長距離で注意すべくは自分の世界に持ち込んでしまえる逃げ馬だがいくら捻っても今回は見当たらない。さすれば2着のイスも順当に武豊のデスぺラードが濃厚だ。父ネオユニヴァースは3冠の懸かった菊花賞で3着、天皇賞(春)10着と長距離は今ひとつだったが血統的には欧州のスタミナ型で種牡馬としてステイヤーを送るのはごく自然。

ましてデスぺラードは母父トニービン、母母父ブライアンズタイムGraustarkHis Majestyの5×5だから重厚なスタミナは確実に備えている。ゴールドシップほどではないがこの馬のステイヤーズSも前半シンガリ追走から2週目向正面で12.5-12.0-12.2-12.1-12.6を捲っての3着と上々の内容だった。

万葉ステークスは大幅に馬体重が増えての出走だったが今度は上がり勝負を直線で決着をつけた。緩急問わない走りは強み。ゴールドシップと仲良く最後方付近から競馬をして何処まで食い下がれるかだが天皇賞(春)へ向けて賞金加算の意味合いが大きく無理な勝負は挑まないと判断して2着付けで大丈夫だろう。

京都記念2着のベールドインパクトはこの距離では人気ほど信頼できない。正面スタンド前まで掛かりながら見せ場十分だった菊花賞4着を強いとみるか、それとも不安の方が大きいとするか。最後は完全に止まっていた。こなせる距離だとは思うがベストは1800?2200m。坂の下りでスパートできる京都でもない。今回は少し評価を下げておきたい。

3番手は11歳トウカイトリック。阪神大賞典は4歳だった06年から7年連続で出走して(2)(3)(4)(5)(1)(12)(6)もう国宝級。消長を繰り返しながら軽く二頭分の競走生活を過ごしている。ステイヤーズSはまさに老練の味。万葉ステークスは調整ミスで勝負所の反応が鈍く10着に負けたが今週の坂路では4F52秒7と素軽い動きを見せており絞れていれば上位争いできる。

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