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2013/03/30 20:00
伏竜S・マーガレットS
枠 番 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 | 負担 重量 |
騎手 | 厩舎 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 牝3 | 54.0 | 国分優 | 目野 | |
1 | 2 | セ3 | 56.0 | 菱田 | 梅内 | |
2 | 3 | 牡3 | 56.0 | 四位 | 清水久 | |
2 | 4 | 牡3 | 57.0 | 内田博 | 領家 | |
3 | 5 | 牝3 | 54.0 | 中井 | 田中剛 | |
3 | 6 | 牡3 | 56.0 | 戸崎圭 | 戸田 | |
4 | 7 | 牡3 | 56.0 | 太宰 | 本田 | |
4 | 8 | 牡3 | 57.0 | バルジュ | 西園 | |
5 | 9 | 牡3 | 56.0 | 秋山 | 矢作 | |
5 | 10 | 牝3 | 54.0 | 池添 | 松永幹 | |
6 | 11 | 牡3 | 56.0 | 大野 | 安田 | |
6 | 12 | 牝3 | 54.0 | 浜中 | 佐々木 | |
7 | 13 | 牡3 | 56.0 | 川田 | 鮫島 | |
7 | 14 | 牡3 | 56.0 | 川須 | 水野 | |
8 | 15 | 牝3 | 54.0 | 松山 | 小野幸 | |
8 | 16 | 牡3 | 56.0 | Cデムー | 安田 |
【伏竜S】
昨年は豪快な外差しを決めたハタノヴァンクールが端午S、そしてジャパンダートダービー制覇の足掛かりを築いたレース。それ以前にもスーニ、ビッグウルフ、ディーエスサンダーなど重賞級が並ぶ。今年から3回京都の端午Sが千八から千四になり、3週後の昇竜Sが千四から千八に条件変更されておりメンバーも集まりやすくなった。
その関係で全馬2勝以上の重賞と変わらないHレベルの組み合わせ。距離経験や時計的裏付けを重視してマイネルクロップ(父クロフネ)を中心とした。デビューは札幌の芝で4着だったがすぐに矛先をダートに向けて順当に初勝利。ひと息いれて秋のもちの木賞がアタマ、クビ差の3着惜敗。暮れの中山でも3着で2歳シーズンは終了。
3歳の始動戦に陣営が選択したのは芝の若駒ステークス。芝での良績がなかっただけに不安視されたが前半5F61秒4の流れを軽快に好位で追走し直線もリヤンドファミユの決め手には屈したが上がり3Fを35秒0(2位タイ)でまとめ2着に粘りきった。当時の3着がメイケイぺガスター(共同通信杯)4着はミヤジタイガ(弥生賞2着)だから大健闘。
これで自信がついたか次走ダートに戻ると4馬身差の大楽勝。先行し手応え通りの脚を使う危なげない走りでひと皮むけた印象を受けた。勝ちタイム「1分52秒3」は現3歳世代の新馬戦が始まってから京都ダ千八の良馬場で記録された最速タイム。同日の古馬1000万が「1分52秒4」勝ったアントニオピサが続く準オープンも連勝した比較からすれば相当価値がある。
さすがに弥生賞(8着)は力負けしたがダートでの能力にケチがつく敗戦ではないから度外視。数は使っているが月1走ペースを守っており、直前の調教も終いは13秒0と要したが全体時計53秒0は上々で順調な調整ぶり。母と同じサンデー産駒の叔母プリモスターは芝馬だったが母母父がSeeking the Goldならダートで活きる優秀なスピードが伝わって納得の配合。クロフネのパワーとのセッションに期待したい。
逆転一番手がダート2戦2勝のサトノプリンシパル(父Bernardini)前走は重馬場としては緩い前半5F62秒8のマイペースで逃げたとはいえ上がり4F[12.6-12.2-11.6-12.5]=「1分51秒7」ここで子供扱いした評判馬エーシンゴールドが次走で5馬身ぶっちぎっているから底知れぬ魅力が大。A.P. Indy系特有の脆さを露呈しなければ楽しみな存在。
マイネルクロップの時計的価値に触れた以上はコパノリッキーの3走前「1分52秒4」も見逃せない。こちらは新馬戦大敗からの未勝利での好記録だから互角以上。ダート1400mでも圧勝し前走のヒヤシンスSは1番人気に推され結果は3着だったが前半4F45秒7-5F58秒3で完全な差し決着になりながら好位で踏ん張れたのは高い能力の成せる業だ。
強引な外捲りで黒竹賞を勝ったソロルの脚力も重賞に届く好素材。展開的には十中八苦前残りだったが鞍上のF.ベリーに3角から叩き出されて進出していった姿は迫力があった。ヒヤシンスSは僅かに及ばずの2着だったが今回も引き続き好勝負になる。関東馬で少し見劣るが中山ダ千八は2戦2勝のショウナンダイラ、ホワイトフリートも穴で一考。
阪神のマーガレットSはファルコンSの凡走でやけに評価を落としているラインミーティアに妙味。ファルコンSは内枠で包まれないように用心して少し出して行った結果掛かってしまった。ファルコンSの前半3Fが34秒8で2走前に勝った同舞台のなずな賞が3F34秒5だから合点はいく話。
なずな賞ではファルコンS2着のカシノピカチュウを抑えているわけで実力負けではない。芝で掲示板を外したのは前走が初めてで元来は堅実派。このコースで高い回収率を残すタイキシャトル産駒のメイショウボーラーを父に構え、母アラマサフェアリーも芝短距離馬として活躍。この距離のオープン特別なら人気上位勢との差はない。
決め手勝負では分が悪いもクロッカスS0秒4差5着、ファルコンS0秒3差6着と善戦しているワキノブレイブはマイネルラヴ×ブライアンズタイムというどんぴしゃりの血統で来るなら今回。ファルコンS3着で能力を再確認したエールブリーズ。アットウィルも早熟の匂いはするがアドマイヤムーン×タイキシャトルで阪神1400mは絶好。