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2013/05/10 21:00

都大路S

10年のジャパンカップや09年朝日杯FSを含む重賞5勝のローズキングダムの現役引退が発表された。伝説の新馬戦でヴィクトワールピサを下し、朝日杯FSではバラ一族の悲願を叶え、クラシックの主役に躍り出ると皐月賞4着、日本ダービー2着、菊花賞2着。そして迎えたジャパンカップでの激闘がローズキングダムにとって生涯忘れられぬハイライトとなった。

1番人気だったブエナビスタから直線半ばで致命的な不利を受け長い審議からの歴史的降着劇。同馬主間での諍いはかつてない後味の悪さを残し、この件に関する善悪ははっきりしていたが、いつしか被害者だったはずのローズキングダムが消えない記憶の中心となり影を落とした。この馬の不運には同情を禁じ得ない。

もっとスター性を前面に輝くべき馬だったと思う。同年の有馬記念でリベンジの機会を失うと翌年のG2でも勝ち切れず、G1も一歩足りず。4歳秋の京都大賞典で復活するも天皇賞(秋)は本命に推していたこちらもどうにも我慢ならない騎手のミスで馬群に沈まされたのにはしばらく怒りが収まらなかった。

振り返ると結果的にあれがローズキングダムの戦意に水を差したと言っても過言ではない。あれから二度と彼の好走を見ることはなかったのだから・・・。種牡馬ビジネスの目線からすれば2歳G1と降着によるジャパンカップではまだ弱かったのだろう。しかし判断があまりに遅すぎた。ローズキングダムの姿はすっかり風化してしまった。

すべての引き際を美学で片付ける気は毛頭ないがもう少しエンターテイメントとしての見せ方や責任も考えてほしい。まして2度も頂点に立った馬なのだから。とくにローズキングダムを贔屓にしていた訳ではないが客観的にもこういう忸怩たる思いがした。某ダービー馬や都大路Sに出走するビッグウィークアドマイヤコマンドに対してもそうである。

京都は金曜夜?土曜午前にかけて雨の予報。切れ味身上のヒストリカルサクラアルディートには有利ではない。大阪城Sは内枠で折り合いをつけて勝ったエアソミュールも今回は外枠の克服が急務。人気勢だと不良の福島民報杯で見事に変身したマイネルラクリマがまず信用に値しそうだが狙いはC.ウィリアムズ騎乗のリルダヴァル

大阪城Sは休み明けの分だけ伸びを欠いたが0秒4差(4着)ダービー卿CT(6着)は中山マイルが忙しかった。京都1800mは稍重のカシオペアSダノンバラードヒストリカル相手に積極先行策から押し切っており条件好転。母父サンダーガルチも渋馬場なら大いに魅力。登録段階では20番目だったが豪の名手を確保していたのも自信の表れだろう。

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