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2013/05/17 21:00

メイS

競走馬に限らず、馬は動物の中でも比較的知能が高い。生物の知性は一般的に脳と全体の比率によって予測が成り立つ。全体の総重量と比較して、脳の比率が馬よりも高い生物にはヒト、イヌ、サル、ネコなどがいる。ただし他の生物よりも記憶力は非常に良いという研究結果が出ている(当然人間は除く)

ゴール板を覚えていたり、レースに向けて自ら体を作っていくなどの状況判断に優れている例は多数報告が上がっている。一方で臆病かつデリケートな性格の動物である。知能の高さや警戒心の強さから極端に気難しくなる馬もおり、ゆえに調教では何の問題もなくてもレース=苦しいと一度認識すると矯正は困難。

このメンバーなら断然の1番人気になるべきフェデラリストに印がほとんどないというのが事の深刻さを物語っているのかもしれない。昨年上半期に道悪のG2を2回好走し、宝塚記念も激戦となった。下半期シーズンは一流への階段を登るのと引き換えに大きな代償を払ったと思わされた結果に終わった。

腰の疲労が癒えぬままに使った毎日王冠。出負けなどほとんどない馬が痛い所を庇うように出て、レースも惨敗し、天皇賞(秋)も後ろから数えた方が早かった。「伸びたままの走りでトモが入ってこない」「背中の奥にダメージがある」この状況で競馬になるはずもなく、すぐに山元トレセンに放牧された。

中間は整体の施術を受け、馬体の内面回復に全力を尽くした。帰厩後の時計は追い切りも含め3本と少ないが田中剛厩舎は普段から乗馬のノウハウを取り入れるなど乗り運動にかなり工夫と時間を費やすことで有名。出走してくるからには完調ではなくとも仕上がりに抜かりはないはず。

58Kgは決して楽ではないが良かった頃の面影を重ねれば克服できるはず。あとは馬が走ることを嫌な事と覚えてしまっていないかだ。嫌な出来事が苦しかった記憶と共に蘇るのは人間と同様につらい。声を発せない馬の精神的な疾患は分からない。だからこその評価だろう。もう一度、表舞台に立つ日を信じたい。

低調な組み合わせで相手も決めにくいがまずが重賞級のディープインパクト産駒C.ウィリアムズ騎乗のムーンリットレイク。ホンボシはエプソムCも結果は必須。折り合い面を考慮すると距離延長は微妙も実力は高いフレールジャック、連穴に展開が向いた時のカネトシディオス

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