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2013/06/08 00:00
アハルテケS
4日(火)サッカー日本代表が2014年W杯ブラジル大会行きを決めた。前半からオーストラリアに押され、後半の一番きつい時間帯に失点する苦しい展開だったがロスタイム突入寸前で相手の反則によって獲得したPKを本田圭祐がしっかりゴールに叩きこみ、引き分けに持ち込んだ。
もちろん勝利で華を添えられれば最高だったのだろうが史上初のホームでの最終予選突破決定の出来事も重なり大いに沸いた。一度は完全に負けを覚悟しただけにとりあえずは良かったと思う。しかし「強い時や面白そうな時しか見ない」典型的サッカーミーハーの筆者からすれば喜びよりもこれでW杯なんて言ってられるの?と思ってしまう。
まるで青葉賞で権利を獲って、やっとこさダービーへ乗り込む馬のようにしか見えない。ただサッカーにしろ競馬にしろ頂点を目指すための道のりにこそ大変な苦労があるわけだから継続して応援してきた当事者たちからすればやはり祝福や感動の気持ちで溢れるのが自然だ。日本代表にはこれからも頑張ってほしい。
この埼玉スタジアムでおこなわれた代表戦の観衆が6万2172人。今年の日本ダービーが13万9106人。ざっと倍以上の差はあるがこれはキャパシティの問題でさすがにサッカーファンの人口の方が圧倒的だろうから一概には判断できないがやる気になれば熱が冷めていると言われる競馬でもこれくらいの集客力は今でもあるのだ。
ここで指すやる気とは80回の節目を大々的に宣伝し記念のダービーをアピールした広告戦略。それは集客という目に見える形で反映された。では次に打つ手は?新規に開拓したファンをいかに取り込む事ができるか、そして既存のファンを手離さないかである。
マスコミを巻き込める大きな話題作りに長けていてもそこで呼び込んだお客を地道な努力で満足させられないのがJRA(お役所)安田記念は酷かった。直線でロードカナロアが右にヨレ続けた(意識的に寄せた)岩田は左ムチをやめて右ムチで矯正する必要があったが、それを逆に利用して直接的にダノンシャーク、間接的にショウナンマイティに被害を及ぼした。
裁定委員は飾り物で降着制度は「死んだ」と分かっているがあそこまで露骨な妨害を見せられると辟易する。長く競馬を見ている人間はある意味、達観(諦め、呆れる)しているかもしれないがダービーの感動をもう一度と目を向けてくれた人間にどう映ったかは容易に推察できる。
岩田も悪い騎手ではないが本当に心より体が先走ってしまう。だから平気であの状況下でハウエバーを繰り返し自分に陶酔する。破戒無慚で痛々しい。あれでファンが一緒に盛り上がれるはずがない。何よりJRAはやはり根本的に裁定のルールをいま一度見直すべきである。
まだ導入から半年しか経っていないなどとの戯言はいらない。日本人の長所でもある悪いものは悪いと判断し厳罰に処することができる当たり前がこの組織には消え失せている。本田圭祐のようなスターが声を上げてくれればと思うが武豊でさえも干される村社会では雇われ人である騎手では難しいかもしれない。それでも競馬関係者たちがあのダービーの日に感じた、芽生えた気持ちを大切にすればいつかは不文律にもメスが入ると期待しているとは大袈裟だろうか。
本賞金7200万ナムラタイタン「58Kg」本賞金9270万ダノンカモン「57.5Kg」この2頭が実績では圧倒的優位に立つ。そう考えると本賞金4300万のブライトアイザック「57Kg」は厳しい数字に映るがこれでもメンバー中3番目の本賞金。つまりナムラ、ダノンとの比較では分が悪くとも他とは互角以上のはず。
1400m以上はもう4年も前に芝1800m(14着)を走ったきりでダ1600mは初出走となるがオープン特別2勝3着1回のある東京コースならスペシャルウィーク×フォーティナイナーの血統からも1Fの延長を苦にするとは思えない。欅S(5着)は休み明けで行きたがった分、終い伸びを欠いたがガス抜き完了した今回は前進確実だ。